プレスリリース

【調査】赤く腫れた「おでき」の85.7%が自己判断で対処、医師受診は14.3%|自分で潰した経験者の67.4%が悪化を経験

リリース発行企業:医療法人社団鉄結会

情報提供:

【結論】本調査のポイント
結論から言うと、おできと粉瘤は発生メカニズムが異なり、おでき(せつ)は毛穴からの細菌感染、粉瘤は皮膚の下にできた袋状構造物の炎症です。いずれも自分で潰すと悪化リスクが高く、赤く腫れて痛い場合は皮膚科または形成外科での切開排膿が推奨されます。保険適用の場合、3割負担で2,000〜5,000円程度が目安です。

・おでき・粉瘤を自分で潰した経験者の67.4%が症状悪化を経験
・赤く腫れた皮膚トラブルで医療機関を受診したのはわずか14.3%
・季節の変わり目に皮膚の化膿性トラブルが増えると感じている人は72.3%
用語解説
■ せつ(おでき)とは
せつとは、毛穴(毛包)に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して起こる化膿性の皮膚疾患である。一般的に「おでき」と呼ばれ、赤く腫れて痛みを伴い、中心部に膿がたまる。顔面にできたものは「面疔(めんちょう)」と呼ばれる。
■ ようとは
ようとは、複数の毛包が同時に感染し、せつが融合して広範囲に広がった状態である。せつより重症で、発熱や全身倦怠感を伴うことがあり、早急な医療処置が必要となる。
■ 炎症性粉瘤とは
炎症性粉瘤とは、皮膚の下にできた袋状の構造物(粉瘤)に細菌が感染して炎症を起こした状態である。通常の粉瘤は痛みがないが、炎症を起こすと急激に腫れ、赤みと強い痛みを伴う。
■ 切開排膿とは
切開排膿とは、化膿した皮膚病変に対してメスで皮膚を切開し、内部にたまった膿を排出する治療法である。局所麻酔下で行われ、保険適用の処置として皮膚科や形成外科で実施される。
おでき(せつ)と炎症性粉瘤の比較

※当院監修医師の30,000件の皮膚外科手術実績に基づく数値です。個人差があります。

医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、全国の20〜60代の皮膚トラブル経験者を対象に「おでき・粉瘤に関する意識調査」を実施しました。皮膚腫瘍・皮膚外科手術30,000件以上の実績を持つ当院監修医師・高桑康太が、調査結果をもとに正しい対処法を解説します。
調査背景
季節の変わり目は気温や湿度の変化により免疫力が低下しやすく、皮膚の化膿性疾患が増加する時期です。特に10月は夏の疲れが蓄積し、秋の乾燥も加わることで皮膚バリア機能が低下します。近年、インターネット上には「おできの潰し方」「粉瘤を自分で治す方法」といった誤った情報も散見されます。自己処置による悪化や重症化を防ぐため、正しい知識の普及を目的として本調査を実施しました。
調査概要
調査対象:全国の20〜60代で、過去3年以内に赤く腫れて痛い皮膚のできものを経験した男女
調査期間:2026年9月28日〜10月7日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】医療機関を受診したのはわずか14.3%、自己判断での対処が85.7%
設問:赤く腫れて痛い皮膚のできもの(おでき・粉瘤など)ができた際、どのように対処しましたか?



8割以上が医療機関を受診せず自己判断で対処していることが判明しました。特に「自分で潰した」という危険な行為が約2割に及んでおり、正しい対処法の周知が急務です。
【調査結果】自分で潰した人の67.4%が症状悪化を経験
設問:自分でおでき・粉瘤を潰した経験がある方にお聞きします。潰した後の経過はいかがでしたか?



自己処置により悪化または再発した人が合計67.4%に上りました。完全に治ったと回答した18.4%も、実際には袋が残っている可能性があり、再発リスクを抱えています。
【調査結果】おできと粉瘤の違いを正しく理解している人はわずか12.7%
設問:おでき(せつ)と粉瘤の違いを知っていますか?



約9割が両者の違いを正確に理解しておらず、適切な治療選択ができていない可能性があります。原因が異なるため治療アプローチも異なり、正しい診断が重要です。
【調査結果】72.3%が季節の変わり目に皮膚の化膿性トラブル増加を実感
設問:季節の変わり目(春・秋)に、皮膚の化膿性トラブル(おでき・ニキビの悪化など)が増えると感じますか?



7割以上が季節の変わり目に皮膚トラブルの増加を実感しており、免疫力低下や皮膚バリア機能の変化が影響していると考えられます。予防意識の向上が求められます。
【調査結果】発熱・強い痛みまで我慢する人が48.7%、早期受診派は23.0%
設問:赤く腫れて痛い皮膚のできものができた場合、どの程度まで症状が悪化したら医療機関を受診しますか?



約半数が発熱や強い痛みなど重症化してから受診を検討しており、早期受診の重要性が浸透していません。初期段階での受診が治療期間短縮と傷跡予防につながります。
調査まとめ
本調査により、赤く腫れた皮膚のできものに対して医療機関を受診する人はわずか14.3%にとどまり、85.7%が自己判断で対処していることが明らかになりました。特に約2割が「自分で潰す」という危険な行為を行い、その67.4%が悪化を経験しています。また、おできと粉瘤の違いを正しく理解している人は12.7%と極めて少なく、適切な治療選択ができていない現状が浮き彫りとなりました。季節の変わり目に皮膚トラブルが増加すると感じている人は72.3%に上り、この時期の予防と早期受診の重要性が示唆されています。
医師コメント|アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚外科医として30,000件以上の手術実績から申し上げると、赤く腫れて痛いできものを自分で潰すことは絶対に避けるべきです。細菌を周囲に広げ、蜂窩織炎や敗血症など重篤な感染症を引き起こすリスクがあります。
おでき(せつ)と粉瘤は、見た目が似ていても発生メカニズムが根本的に異なります。せつは毛穴に黄色ブドウ球菌などが感染して起こる急性の化膿性疾患で、免疫力低下時に発症しやすい特徴があります。一方、粉瘤は皮膚の下に袋状の構造物ができ、そこに角質や皮脂がたまって徐々に大きくなるもので、細菌感染を起こすと炎症性粉瘤となり急激に腫れ上がります。

治療アプローチも異なります。せつは切開排膿と抗菌薬投与で多くの場合完治しますが、粉瘤は袋自体を摘出しないと再発を繰り返します。炎症を起こしている場合は、まず切開排膿で膿を出し、炎症が落ち着いてから袋の摘出手術を行う二段階治療が一般的です。

特に注意が必要なのは、顔面にできたせつ(面疔)です。顔面の静脈は脳につながる血管系と連絡があり、不用意に潰すと細菌が血流に乗って脳に達し、海綿静脈洞血栓症という重篤な合併症を起こす可能性があります。また、糖尿病の方は免疫力が低下しているため、小さなできものでも重症化しやすく、早めの受診が重要です。
【エビデンス】日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、化膿性皮膚疾患に対する切開排膿は保険適用の標準治療として推奨されています。当院監修医師の30,000件の皮膚外科手術実績においても、早期に適切な切開排膿を行った症例は治癒期間が短く、傷跡も目立ちにくい傾向があります。
おでき・粉瘤を自分で潰してはいけない理由
・不潔な器具や指で細菌を周囲組織に押し広げる危険性
・蜂窩織炎(広範囲の皮下組織感染)への進展リスク
・傷跡やクレーター状の陥凹が残りやすい
・顔面の場合、脳への感染波及の可能性
医療機関を受診すべきタイミング
・腫れや痛みが2〜3日で改善しない場合
・急激に大きくなってきた場合
・38度以上の発熱を伴う場合
・顔面(特に鼻周囲)にできた場合
・糖尿病など基礎疾患のある方
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. おできと粉瘤の違いは何ですか?見分け方はありますか?
A. おできは毛穴の細菌感染、粉瘤は皮膚の下にできた袋に角質がたまる疾患で、発生メカニズムが根本的に異なります。
おでき(せつ)は急性発症で、中心部に膿点(黄色い点)が見えることが多いです。一方、粉瘤は以前から皮膚の下にしこりがあり、それが急に腫れて痛み出すのが特徴です。調査では87.3%が両者の違いを正しく理解しておらず、自己判断は困難です。正確な診断には医師の診察が必要です。

Q2. おできは自分で潰しても大丈夫ですか?
A. 絶対に自分で潰してはいけません。調査では自己処置した人の67.4%が症状悪化を経験しています。
自分で潰すと、不潔な器具や指で細菌を周囲に広げ、蜂窩織炎など重症感染症を引き起こすリスクがあります。特に顔面のおできは脳への感染波及の危険性があります。当院監修医師の30,000件の手術実績からも、自己処置後に重症化して来院されるケースが少なくありません。

Q3. おできが腫れて痛いときは何科を受診すればよいですか?
A. 皮膚科または形成外科を受診してください。切開排膿は保険適用の処置として当日対応可能な医療機関が多いです。
調査では医療機関を受診した人はわずか14.3%でしたが、早期受診により治癒期間短縮と傷跡予防が期待できます。当院でも即日対応の切開排膿を行っており、発熱や強い痛みを伴う場合は、我慢せず速やかに受診されることをお勧めします。

Q4. 切開排膿の費用はいくらですか?痛みはありますか?
A. 保険適用で3割負担の場合、2,000〜5,000円程度が目安です。局所麻酔を行うため、処置中の痛みはほとんどありません。
費用は部位や大きさにより異なりますが、初診料・検査料を含めても1万円以内で収まることがほとんどです。局所麻酔の注射時にわずかな痛みがありますが、極細針を使用するため最小限に抑えられます。処置時間は10〜20分程度で、日帰り治療が可能です。

Q5. おできや粉瘤を予防する方法はありますか?
A. 清潔を保ち、免疫力を維持することが基本的な予防法です。ただし粉瘤は体質的な要因も大きく、完全な予防は困難です。
調査では72.3%が季節の変わり目に皮膚トラブル増加を感じており、この時期は特に注意が必要です。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動で免疫力を維持し、汗をかいたら早めにシャワーを浴びるなど清潔を心がけてください。粉瘤が繰り返しできる方は、小さいうちに摘出することで炎症を予防できます。
放置のリスク
・自己処置による蜂窩織炎(広範囲の皮下組織感染)への進展
・敗血症(細菌が血液中に入り全身に広がる重篤な感染症)
・顔面のおできを潰すことによる海綿静脈洞血栓症
・粉瘤の袋が残ることによる再発の繰り返し
・傷跡やクレーター状の陥凹による美容的問題
・糖尿病患者における壊疽への進展リスク
こんな方はご相談ください|受診の目安
・腫れや痛みが2〜3日経過しても改善しない場合
・急激に大きくなってきた場合
・38度以上の発熱を伴う場合
・顔面(特に鼻や口の周囲)にできた場合
・以前からあったしこりが急に腫れ始めた場合
・糖尿病など免疫力に影響する基礎疾患がある場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術30,000件以上の豊富な実績
・切開排膿は即日対応可能、保険適用で治療
・炎症消退後の粉瘤摘出手術まで一貫して対応
・平日夜間・土日も診療、都内5院・大宮に所在しており通院しやすい

アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画

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