地域の元気なシニアがおむすびを提供する食堂「さんかく街仲食堂by.ジーバーFOOD」が9月29日、木崎小学校そばの「さんかくカフェ」(さいたま市浦和区上木崎6)で毎週火曜日に営業を始める。
「街仲食堂」は、高齢者支援事業を展開する「ジーバー」(宮城県富谷市)のシニア人材活躍支援事業の一環。2022年11月に仙台でスタートし、1市町村に1社限定でメインサポーター企業を募り、現在全国80カ所以上で立ち上げが進んでいる。さいたま市のメインサポーターとして手を挙げたのは「福祉ネットワークさくら」社長の横山由紀子さん。同事業の「シニアが主役となり地域を元気にする」などの理念に共感し、家事代行業やマルシェに「おむすび屋」出店経験のある雨宮節子さんにコミュニティーサポーターを依頼し、立ち上げた。
メニューは、「おむすびセット」(デザート、漬物、豚汁付き=720円~)と、単品でおむすび(120円~)や唐揚げ(250円)などを用意する。おむすびの味は、さけ、めんたいこ、梅など9種類。米は埼玉県産、おむすびの具の一つ「きくらげラー油」は地元タクシー会社「日栄交通」社長の清水雄一郎さんが生産する生キクラゲ「あの日のはごたえ」の商品を使う。
シニアスタッフは、近隣に住む59歳~79歳の女性9人。6月から毎週、雨宮さんを中心に座学や実習に取り組んできた。おむすびの具や豚汁などの材料はシニアスタッフたちが話し合って決め、「1分間で1個、おむすびを作る」などのトレーニングにも取り組んだ。9月8日と15日のプレオープンは限定25食で営業し完売。スタッフの一人、佐藤美由紀さんは「一度に多数注文を受けるとてんやわんやで、まだ余裕がない。フロアから聞こえるお客さまの『おいしい』の声に励まされた」と話し、ホッとした表情を浮かべていた。
雨宮さんは「昔からお米好き、おむすび好き。視覚障害者のガイドヘルパーをしており、ある時に同行した人が『おむすびは手づかみで食べられて食べやすい』と話していたことが、より興味を持つきっかけになった。おむすびはみんなが気軽に食べられる家庭の味。地域の居場所になる温かい食堂を、いずれはシニアスタッフだけで運営できるようサポートしていきたい」と意気込む。
営業は火曜の11時~14時。