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与野のモロッコ料理店がスパイス入りビール提供 市内ブルワリーとコラボ

モロッコ料理に合うクラフトビール「HOP TRIPPER(ホップトリッパー) 1号」

モロッコ料理に合うクラフトビール「HOP TRIPPER(ホップトリッパー) 1号」

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 モロッコ料理とクラフトビールの店「ホップとリップ」(さいたま市中央区下落合)が現在、モロッコ料理に合うオリジナルクラフトビール「HOP TRIPPER(ホップトリッパー) 1号」を提供している。

モロッコの調味料・ハリッサを添えた「ブリワット」(右)とヨーグルトソースを添えた「ファラフェル」

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 2022年10月にオープンし、モロッコ料理と8種類のクラフトビールを提供する同店。客に「モロッコ料理にはどのビールが合うか」とよく聞かれることから、モロッコ料理とのペアリングに特化したクラフトビールを開発した。3月7日に開栓し、用意した全てのたるが空になるまで提供する。

 ホップトリッパー1号(S:230ミリリットル=720円、R:350ミリリットル=1,110円)は、鶏ひき肉を包んだ揚げ春巻きのような料理「ブリワット」と、ひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」に合わせることをコンセプトに造ったビール。コリアンダーシード、オレンジピール、キャラウェイ、クミンの4種のスパイスを使ったスパイシーなセゾンスタイルで、店主の瀬下翔さんは「驚くほどモロッコ料理によく合う。ライトボディーのさっぱりとした味わいが油をざっと洗い流し、料理のスパイスを引き出してくれる」と薦める。

 醸造を手がけたのは、南浦和のブルワリー「AQUWA brew works(アクワ・ブリューワークス)」。同ブルワリーのスタッフが開店直後に客として訪れ、モロッコ料理を気に入ったことから交流が始まり、コラボレーションにつながった。

 「ホップとリップ」を経営する瀬下さんは、さいたま市出身で、星野リゾートが経営する複数の施設で総支配人を務めた経験を持つ。妻で調理師の佳菜さんがモロッコ料理にほれ込み、佳菜さんが作るモロッコ料理を食べるうちに瀬下さんも「おいしくて、日本では食べたことのない味わい」と魅力を感じたことから「気軽に入りやすいモロッコ料理店」を目指し開いた。モロッコ料理を知らない人でも楽しめるメニューとしてクラフトビールを取り入れる。店名はビールの原料である「ホップ」と「トリップ(旅)」を組み合わせ、「全国各地のクラフトビールとモロッコ料理で、旅に行った気分になってほしい」という思いを込めた。

 瀬下さんは「これからビールがおいしくなる季節。クラフトビール飲み放題のプランも用意しているので、歓送迎会など、いろいろなシーンで利用してもらえれば」と利用を呼びかける。今後はホップトリッパー2号の開発も計画しているという。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時(以上、ラストオーダー)。クラフトビールはランチ・ディナーともに提供。フードはテイクアウトにも対応する。

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