特撮玩具を改造するユーチューバー・パウチさんと一緒に「めっちゃデカい武器」を作る夏の特別企画「ものくりデものつくり」が8月1日・2日の2日間、「ものくり商事」が運営する「ONVO SALON URAWA(オンヴォサロン浦和)」(さいたま市浦和区仲町1)で開かれた。
パウチさんは、ものづくり動画クリエーター。特撮変身シリーズ玩具の改造動画を配信するユーチューブチャンネル「特撮改造エキシビジョン」を5年ほど前に開設。現在のチャンネル登録者数は16万人以上。昨夏から「子どもたちにものづくりの楽しさを伝えたい」と、ホームセンターや100円ショップで手に入る材料で「冒険グッズ」を作るワークショップを開いている。
1日午後の部には「パウチさんファン」の子どもたち6人が参加。パウチさんが作業工程などを説明した後、事前にメールで相談して決めた「剣」や「おの」などのデザインを元にオリジナルの「デカ武器」作りに取りかかった。
作品のボディーになるのは建築に使われる衝撃吸収材。柔らかいが強度もある数センチほどの厚みのシートに描いた線に沿って、カッターナイフで不要な部分を切り落とす作業から始めた。開始間もなく、「手が痛くなった」と保護者と交代していた子どもも、完成形が見えてくるにつれて作業に集中。切り抜いた後は、パウチさんが加工して作った電子盤やウッドパズルなどを、グルーガンを使って飾り付けたり、はけで塗料を塗ったりして、「魔法少女」や「スチームパンク」など、おのおのの世界観を膨らませて形にしていった。
デカ武器の完成後は、パウチさんによる作品講評会。「表裏を真っ白に塗るだけで存在感が出るということを教えてくれた作品」「角度をつけて削っているから本当に切ることができそう」など、塗り方や削り方の工夫から装飾パーツの組み合わせまで個性を見てコメントし、講評を受ける子どもたちは照れた様子だった。
パウチさんは「最初『何を作ったらいいか分からない』という子どもも、取り組むうちに次々とアイデアを思いついて作品を形にしていく。そうした姿を見られることがとてもうれしい。これからも、ものづくりが人生を豊かにしてくれることを伝えていきたい」と意気込む。
参加した中学2年の男子生徒は「パウチさんに憧れているが、工作は苦手で、自宅で試してもうまくいかないことが多い。今日は、細かい歯車のパーツを組み合わせたり、作るうちに思いついた隠し武器を仕込んだりして、思い通りの『デカ武器』を作ることができて楽しかった」と目を輝かせていた。