自家製あんを提供する和カフェ&レンタルスペース「あんかふぇ・元町」(さいたま市浦和区元町1)が8月2日で1周年を迎えた。
石井良枝さんと行久さんのきょうだいが、定年退職を機にオープンした同店。「若い頃からカフェを開きたいと思っていた」という良枝さんと、「公園や公共施設のないこの地域に、多世代が気軽に集まれる場所を作りたい」という行久さんの思いを形にした。行久さんの妻・裕子さんや娘もホールやキッチンを手伝い、家族で力を合わせて営んでいる。
看板メニューは「ぼたもち」(1個300円)をはじめとする、良枝さんが小豆から炊いて作るあんを使ったスイーツ。「和カフェ」にした理由について、良枝さんは「得意な料理が、盆や彼岸に親戚に配る『ぼたもち』だったから」と話す。大学で調理師免許を取得し調理実習助手を務めた経験も。「フルーツ白玉あんみつ」(780円、アイス添えは50円追加)、「豆かん」(500円、トッピングは50円追加)などの黒豆、黒蜜、寒天、豆腐入り白玉も良枝さんの手作り。コーヒーもあんに合う独自ブレンドの「あんかふぇブレンド」(ホット=550円、アイス=500円)を提供している。
ランチには、「野菜たっぷりキーマカレーミニサラダ付き」(1,050円)、「自家製サラダチキンと彩り野菜の冷やしうどん」(980円)などを用意する。
レンタルスペースでは地域講師のハンドメードやアートのレッスンのほか、休業日のカフェスペースを利用したヨガ、リトミックなどの教室を定期的に開いている。音楽家による演奏会も企画。行久さんは「店を通じて、地域のいろいろな方とつながることができてうれしい。今後、庭でのイベント開催や、地域の方々と音楽を楽しむ機会を増やしていきたい」と意気込む。
常連客の60代男性は「店内にも庭にも余白を感じられて整う店。店員の雰囲気も良く、料理の味も優しい。最初は知り合いに勧められて訪れたが、今では大事な作業場の一つになっている」と話していた。
カフェの営業は金曜・土曜・第2・第4日曜の11時~17時。レンタルスペースの利用時間は10時~18時(有料、予約制)。