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東浦和の生花店「ヒビノイロハニ」が1周年 自宅前に夫婦が自作店舗

店主の倉田幸世さん

店主の倉田幸世さん

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 生花店「ヒビノイロハニ」(さいたま市緑区大間木2)がオープンして、3月20日で1周年を迎える。

倉田さん夫婦が自作した店内 季節の花が所狭しと並ぶ

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 大手生花店に勤め、関東近郊5店舗以上で10年以上現場の経験を積んだ店主の倉田幸世さんが独立して構えた同店。「数年前から自分の店を持ちたいと考えていた。家賃などのコスト面を考えるとなかなか踏み出すことができなかったが、2年ほど前に『自宅の敷地内に店を自作すればできる』と思いついた」という倉田さんは、夫と2人で資材の手配から手がけ、着工から2カ月ほどで店を完成させた。「ヒビノイロハニ」の店名には、「いろはにほへと」の冒頭の「鮮やかな色、良い香り」という意味にちなみ、「当たり前の生活の中に彩りと香りを」という意味を込めているという。

 3畳弱の広さの店内では、およそ20種類ほどの切り花や枝ものを販売する。倉田さんは「プロではないお客さまが自由に花を組み合わせてもセンス良く仕上がるよう、色合いや素材感などを工夫して仕入れている。ギフトを前提にせず、日常の暮らしにさりげなく飾りやすい品種をそろえることも大切にしている」と話す。花は1本から販売するほか、花束は1本からラッピングが可能で、価格を問わず注文を受けるという。アレンジメントは3,300円から注文することができる。

 3月18日・20日・22日は、「1周年の感謝を込めて目の前のお客さま自身のために花を束ねたい」という倉田さんの思いを込めた記念企画「パーソナルブーケ」(1人30分=2,750円、要事前予約)も行う。倉田さんが利用客から自分の好み・趣味などのヒアリングした後、それぞれのイメージに合わせ3,000~4,000円分の花材を使った花束をアレンジする。

 倉田さんは「前職では多くの業務と接客に追われる日々だったが、独立後は一人一人のお客さまにヒアリングや会話の時間をじっくり割くことができるようになり、心が満たされる一年だった」とほほ笑む。「買う目的だけではなく、花を見ることも含めて楽しんでもらえるような『美術館』のような店であることを大切にしている。これからも、一人でも多くのお客さまと出会えれば」とも。

 営業日・営業時間はインスタグラムで知らせる。

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