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浦和に米粉クレープとコーヒーの店「ミューク」 人の縁に支えられ

「mjuk(ミューク)」の店先に立つ松崎有里奈さん

「mjuk(ミューク)」の店先に立つ松崎有里奈さん

 米粉クレープとコーヒーの店「mjuk(ミューク)」(さいたま市浦和区仲町2)がオープンして、8月5日で1カ月がたつ。

「mjuk(ミューク)」のメニュー

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 古民家を改装したシェアスペース「この日向(ひなた)」で週3日営業する同店。クレープは米粉を100%使い、もちもちとした食感が特徴で、定番の「チョコバナナクリーム」「チョコバナナカスタード」(以上750円)、シンプルなものでは「きび糖バター」(650円)など約15種類をそろえる。店主・松崎有里奈さんのお薦めは、カスタムメニューの「きび糖バター+追クリーム」(700円)。

 松崎さんがクレープと出合ったのは杉戸町にあるカフェ。アルバイトで勤めるようになり、その時に人生で初めてクレープを焼いた。初めはイメージ通り焼けず提供できるようなものではなかったが、練習を積み重ねる中で商品として提供できるまでになったという。ハンドドリップコーヒーのいれ方もその店で学んだ。

 しかし、カフェは突然閉店することに。そうした時、久しぶりに幼なじみと再会し、その母親がシェアスペースを経営していて、週替わりでいろいろな店が営業していることを知った。空き状況を教えてもらい、同スペースでの営業を勧められた。

 「ここでならみんなで一緒にカフェを再開できるのでは」と思いを巡らせた松崎さんは、杉戸のカフェの元店主に相談。元店主から「自分でやっちゃいなよ」との思いがけない返答があった。

 開業を決意し、杉戸の店からクレープ作りに欠かせないクレープ台を譲り受けることができた。店のイメージを膨らませ、必要な準備を進めた。決意してから開業まではわずか2カ月だった。「前の店もワンオペでやっていたので不安はほとんどなかった。この場所でやるなら、どうやってやろうかと前向きに考えられた」と松崎さんは振り返る。

 店名の「mjuk(ミューク)」は、スウェーデン語で「柔らかい」を意味する言葉。学生時代に北欧を訪れて好きになり、都内の北欧料理を提供するレストランでのアルバイトも経験した。コーヒーや菓子を囲んで、会話を楽しむスウェーデン発祥の文化「fika(フィーカ)」を通じ、人とつながる楽しさも体感した。優しい音の響きと、客がリラックスしてひと息つける優しい空間をイメージした時に、この言葉が店名としてぴったりだと考えたという。

 馬がクレープを持つ店のロゴは知人が制作。クレープ袋や紙コップにあるロゴは、松崎さんの母親が作った消しゴムハンコを一つずつ手作業で押している。

 多くの人が行き交う裏門通り沿いに位置する同店。杉戸で働いていた頃を知る岩槻区の豊田亜衣子さんは「新規開店した」と聞いて来店したという。街の人とも顔なじみになりつつあり、 松崎さんは「浦和は縁があってたどり着いた街。少しずつ根付いていきたい」と意気込む。

 営業時間は、月曜・火曜=8時~17時、日曜=10時~17時。

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