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うらわ美術館で「猫」だらけの江戸浮世絵展 特徴や歴史伝えるパネル展示も

「Ukiyo-e(うきよえ)猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」の入り口

「Ukiyo-e(うきよえ)猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」の入り口

 歌川国芳など30人を超える絵師や画家が描いた「猫」の浮世絵版画を紹介する「Ukiyo-e(うきよえ)猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」展が現在、うらわ美術館(さいたま市浦和区仲町2)で開催されている。

猫づくしの歌川国芳「其のまま地口 猫飼好五十三疋」

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 日本各地を巡回し「猫好き」の注目を集めてきたという同展。江戸時代の「猫」と人の関わりが垣間見える作品や、役者の似顔絵が禁止された時期に描かれた「猫顔」の役者絵、怪談に登場する「化け猫」、子どもが遊んだ「おもちゃ絵」に描かれたユーモラスな猫作品など約150点を展示する。作品に併せて、登場する猫にちなんだ「猫」の魅力を「いろはかるた」風に紹介し、子どもも大人も「楽しく江戸文化と猫を知る」内容になっている。

 7月11日には、同展の監修者で福島県立美術館学芸員の月本寿彦さんを講師に招き、区内で特別講演会を開いた。月本さんも「大の猫好き」。上司の頼みで猫を飼い始めたことがきっかけで、「愛くるしさのとりこ」になったという。その後、コレクターたちとの出会いをきっかけに「新田猫絵」「猫が登場する浮世絵」の展示を企画してきた。

 講演は「ごろごろまるまる猫絵の不思議」と題し、約10万年前に「リビアヤマネコ」から始まったとされる猫と人間の暮らしや、作品内で「猫」が意味することの変遷など、世界各地の美術品から読み取れる「猫」の歴史や魅力を多岐にわたって解説。月本さんは現代の「猫ブーム」「猫絵への注目」について、「1973(昭和48)年に動物愛護法が制定され、猫の飼育環境が整っていったことやネット普及の影響が大きい」と話し、「幸せな猫や、猫によって幸せになる人が少しでも増えたら」と願いを込めた。講演内容の一部は、同展のコラムパネルでも読むことができる。

 同館学芸員の山田志麻子さんは「浮世絵師の目だからこそ描ける猫の姿を見ることができ、猫好きの監修者による豆知識パネルも秀逸。猫好きの方はもちろん、夏休みの親子のお出かけとしても楽しめる内容。ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。

 関連イベントとして、来館者から募集した「Myネコ自慢!」写真の展示や、担当学芸員による「ギャラリー・トーク」を実施。「ねこまる工作ひろば」「絵本の読み聞かせ会」も行う。

 開館時間は10時~17時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,000円、大高生=700円、中学生以下無料。8月30日まで。

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