
■注文住宅の「自由設計」に対する期待と現実のギャップ調査
マイホームづくりのなかでも、注文住宅の大きな魅力とされるのが「自由設計」です。
間取りやデザインを自分好みに決められる。
そんな期待を抱いて注文住宅を選ぶ方は、決して少なくありません。
ところが、いざ打ち合わせや設計を進めてみると、「思ったほど自由ではなかった」と感じる場面もあるようです。期待と現実のあいだには、どのようなギャップがあるのでしょうか。
ということで今回は株式会社ランドプラザと共同で、事前調査で「注文住宅を購入した経験がある」と回答した全国の男女129名を対象に「注文住宅の自由設計に対する期待と現実のギャップ」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXER Groupと株式会社ランドプラザによる調査」である旨の記載
・株式会社ランドプラザ(https://www.landplaza.co.jp/)へのリンク設置
・該当記事(【注文住宅購入者に調査】9割超が「自由度」を重視も、約4割が「思ったほど自由ではなかった」と回答)へのリンク設置
「注文住宅の自由設計に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年8月10日 ~ 8月17日
調査対象者:事前調査で「注文住宅を購入した経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:129サンプル
質問内容:
質問1:注文住宅に決めた理由として、「間取りやデザインを自由に決められること」はどの程度重要でしたか。
質問2:その理由を教えてください。
質問3:実際に設計を進めてみて、「思ったほど自由ではなかった」と感じたことはありましたか。
質問4:どのような点で「自由ではなかった」と感じましたか。当てはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
質問5:「思ったほど自由ではなかった」と感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。
質問6:設計の打ち合わせで、困ったことや不満に感じたこととして当てはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
質問7:設計の打ち合わせで、困ったことや不満に感じたことを具体的に教えてください。
質問8:注文住宅を検討していた当時、「完全自由設計(フルオーダー)」と「セミオーダー(規格型+カスタマイズ)」の違いを理解していましたか。
質問9:これから注文住宅を建てる人に向けて、自由設計で後悔しないためのアドバイスがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■93.0%が、間取りやデザインの「自由度」を重視して注文住宅を選んだと回答
まずは、注文住宅に決めた理由として、「間取りやデザインを自由に決められること」がどの程度重要だったかを聞いてみました。

その結果、「とても重要だった」が51.9%、「やや重要だった」が41.1%となり、合わせて93.0%の方が「自由度」を重視して注文住宅を選んでいたことがわかりました。
一方で、「あまり重要ではなかった」は4.7%、「まったく重要ではなかった」は2.3%と、いずれもごく少数にとどまっています。
注文住宅を選ぶうえで、間取りやデザインを自分たちの手で決められることは、多くの人にとって欠かせない条件になっているようです。
では、なぜ「自由に決められること」を重視したのでしょうか。
その理由も聞いてみました。
「間取りやデザインを自由に決められること」が重要な理由
・理想の間取りに住みたいから。(30代・男性)
・自分たちの好みのスペースや部屋などを作るために必要だから。(30代・女性)
・生活動線が大事だったので、間取りを決めるのにかなり時間がかかりました。(40代・女性)
・その人その人によって必要な間取りは違うので型にはまったものはそもそも合わないから。(40代・女性)
・収納を重視したうえで生活導線も良くしたかったので。(50代・男性)
・子供が多いので部屋をうまく作らなければならなかった。(50代・男性)
生活動線や収納、家族構成など、暮らし方は人それぞれです。
既製のプランではしっくりこない部分を、自分たちの生活に合わせて形にできる。そこに自由設計の価値を感じている方が多いことがうかがえます。
■40.4%が、設計中に「思ったほど自由ではなかった」と感じたと回答
続いて、実際に設計を進めてみて、「思ったほど自由ではなかった」と感じたことがあったかを聞いてみました。

その結果、「とても感じた」が4.7%、「やや感じた」が35.7%となり、合わせて40.4%が設計中に「思ったほど自由ではなかった」と感じたことがあると回答しました。
一方で、「あまり感じなかった」は41.1%、「まったく感じなかった」は18.6%でした。
自由度を魅力に感じて選んだはずの注文住宅。
それでも、実際に手を動かしてみると、期待とのズレを感じる方が一定数いるようです。
■「自由ではなかった」と感じた点、最多は「予算の制約」で55.8%
続いて、「思ったほど自由ではなかった」と感じた方に、どのような点でそう感じたかを聞いてみました。

最も多かったのは「予算の制約でやりたいことを諦めた」で55.8%でした。
次いで「構造上の制約(耐震・柱・梁など)」が51.9%、「土地の広さ・形状・法規制による制限」が36.5%と続きます。
自由設計といっても、予算やお金にまつわる制約、そして建物の構造や土地といった、動かしにくい条件のなかで理想を形にしていく必要があるようです。
実際に感じたギャップについて、具体的なエピソードも寄せられました。
「思ったほど自由ではなかった」と感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。
・メーカーの規定の素材などがあったので、範囲が狭くなった。(30代・女性)
・耐震のことを考えるとしばりがあった。(30代・女性)
・理想の間取りはあったものの、平米数との兼ね合いで中々うまくいかなかったです。(40代・女性)
・決まった額から出た分は追加料金が必要だが、拘るとかなり高くなる。(40代・女性)
・システムキッチンなどある程度決まったサイズのものを優先すると収納が不便になった。(50代・男性)
・費用の関係でやりたいことが実現できなかった。(50代・男性)
寄せられた声からは、「自由に決めたい」という気持ちと、予算・構造・素材といった現実的な制約とのあいだで、折り合いをつけていく過程がうかがえます。
自由設計は「何でもできる」ものではなく、限られた条件のなかで優先順位をつけていく作業でもあるのかもしれません。
■設計の打ち合わせで困ったこと、「決めることが多く負担が大きかった」が25.6%でトップ
続いて、設計の打ち合わせで困ったことや不満に感じたことを聞いてみました。

最も多かったのは「決めることが多く負担が大きかった」で25.6%でした。
次いで「提案力が足りないと感じた」が18.6%、「図面やイメージが分かりにくかった」と「費用の内訳・追加費用が分かりにくかった」がともに16.3%で続きます。
自由に決められるということは、裏を返せば「決めなければならないことが多い」ということでもあります。楽しさの一方で、負担やコミュニケーションの難しさを感じる方も少なくないようです。
打ち合わせで具体的に困ったことについても、声を聞いてみました。
設計の打ち合わせで、困ったことや不満に感じたことを具体的に教えてください。
・自分たちで決めることが難しいことなどが多々あったので困った。(30代・女性)
・なかなかラインの返信をくれず、進まなかった。(30代・女性)
・頭の中にイメージすることを伝えるのは難しい。(40代・女性)
・自分の方が担当者より知識があったので話を合わせるのに困った。(40代・男性)
・建設用語が多くてわかりにくかった。(50代・男性)
・担当者が途中で退職した。(50代・男性)
決めることの多さ、連絡やレスポンスのスピード、専門用語の分かりにくさなど、悩みの中身はさまざまです。理想の家づくりには、施主と住宅会社の担当者との、密なコミュニケーションが欠かせないことが伝わってきます。
■「フルオーダー」と「セミオーダー」の違い、48.9%が「理解していなかった」と回答
最後に、注文住宅を検討していた当時、「完全自由設計(フルオーダー)」と「セミオーダー(規格型+カスタマイズ)」の違いを理解していたかを聞いてみました。

その結果、「しっかり理解していた」が13.2%、「なんとなく理解していた」が27.9%、「言葉は知っていたが違いは曖昧だった」が10.1%でした。
一方で、「あまり理解していなかった」は20.2%、「まったく知らなかった」は28.7%となり、合わせて48.9%が「フルオーダー」と「セミオーダー」の違いを理解していなかったと回答しました。
「思ったほど自由ではなかった」という感覚の背景には、そもそもどこまで自由に決められるのかという前提が、検討段階で十分に共有されていなかった面もあるのかもしれません。
そこで、実際に注文住宅を建てた方に、これから家づくりを始める人へのアドバイスを聞いてみました。
これから注文住宅を建てる人に向けて、自由設計で後悔しないためのアドバイスがあれば教えてください。
・妥協してもいいところと妥協したくないところをちゃんと決めておくこと。(30代・女性)
・ある程度は規定の家の設計やプロのアドバイスを取り入れることが大事だと思います。(30代・女性)
・理想が高ければ予算はしっかりと、予算にかぎりがあるなら理想は捨てるべき。(40代・男性)
・経験豊富な社員の方にどういったものが自分たちの家族に合うのかをきちんと相談して決めること。(40代・女性)
・基礎知識を入れてから建てることが大事。(40代・女性)
・将来のライフスタイルを見据えた間取りや、リフォームしやすい作りにしておいた方がいいと思います。(50代・女性)
経験者からのアドバイスに共通していたのは、「事前の知識」と「優先順位づけ」、そして「プロへの相談」の大切さでした。自由に決められるからこそ、何を大事にするのかを自分たちのなかで固めておくことが、後悔しない家づくりの鍵になりそうです。
■まとめ
今回の調査では、注文住宅を購入した方の9割超が「間取りやデザインの自由度」を重視して家を選んでいた一方で、約4割が設計中に「思ったほど自由ではなかった」と感じていたことがわかりました。
その背景には、予算や構造、土地といった現実的な制約に加え、フルオーダーとセミオーダーの違いを十分に理解しないまま検討を進めていた実態もあるようです。
自由設計は大きな魅力である一方、事前の知識と優先順位づけが、満足度を大きく左右します。これから家づくりを考えている方は、信頼できる住宅会社に相談しながら、自分たちに合った設計のかたちを見極めてみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXER Groupと株式会社ランドプラザによる調査」である旨の記載
・株式会社ランドプラザ(https://www.landplaza.co.jp/)へのリンク設置
・該当記事(【注文住宅購入者に調査】9割超が「自由度」を重視も、約4割が「思ったほど自由ではなかった」と回答)へのリンク設置
【株式会社ランドプラザについて】
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代表取締役:新岡 司
事業内容:注文住宅の企画・設計・施工・管理、不動産の売買・仲介、土地・建物の査定及び買取業務、分譲住宅の企画・設計・施工・販売、宅地の企画・開発・造成・分譲、リフォーム工事の企画・施工・全般、建材の輸入、その他建築・不動産に関する一切の業務
【株式会社NEXER Groupについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:SEO、Webブランディング、Web広告、サイト制作、メディア