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蕨で廃校中学校利用したアートイベント ワークショップやアトリエ公開など

蕨の廃校を利用した会場内にはさまざまなアート作品が並んだ

蕨の廃校を利用した会場内にはさまざまなアート作品が並んだ

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 アプリュス芝園スタジオ(川口市芝園町3)で10月1日・2日、「アプリュス芝園オープンスタジオ」が開催された。主催は美術作家を志す若手による非営利団体アプリュス。教育活動と文化活動のための拠点形成を目指して活動し、文化向上を目指すとともにアートと地域の新たな可能性を提案している。

イベントで行われたワークショップ

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 会場となった旧芝園中学校跡を利用したスタジオでは、さまざまなアート作品と制作アトリエの公開、子どもから大人まで幅広い年齢層がアート体験できるワークショップをはじめ、さまざまな物品販売も行われた。

 「これまでもワークショップや作品展などは定期的に行っていたが、このような大がかりなイベントは今回が初めて。学校という特性を生かして文化祭のようなイベントを行い、アートに興味のない方にも参加してほしかった。アートは高尚なものではなく、日常の中、生活の中にあるもの。それを体験してもらいたい」と語るのは同団体の奥村拓郎さん。

 物品販売ではアート作品のみならず、食器や小物などの日常品、さらには野菜やクッキーなどの食料品も販売されていた。

 参加した50代女性は「初めて来たが、とても面白い場所。見るものもたくさんあるし、いろいろ買ってしまう。友達にもここのことを伝えたい」と話した。

 「今回は第1回と言いながらも、試験的な第0回のようなイメージ。今後はもっと幅を広げて、地域の中で求められるものに対応して行きたい。ゆくゆくは学童のように、学校帰りの子どもたちが寄れたり、仕事帰りにものづくりができたり、みんなの集まれる場所をつくりたい」と今後の意気込みを語る。

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