トランポリンの競技大会「第3回エアリアルドリームカップ」が10月17日、エアリアルドリームスポーツクラブ(さいたま市桜区道場1)で開かれ、選手92人が参加した。主催はエアリアルドリームスポーツクラブ。
同大会は2024年に始まり、今年で3回目。競技経験の浅い選手から日本代表経験者まで、幅広い層の選手が参加した。トランポリンは、空中で回転やひねりなどの技を連続して行い、技の難度や完成度、跳躍の高さなどを競う採点競技。
大会は幼児クラスから始まり、各クラスの上位3選手にはメダルとスポンサーからの副賞を贈呈した。男子Aクラスには、2016(平成28)年リオデジャネイロ五輪で4位に入賞した棟朝銀河(むねともぎんが)選手が出場。天井に届きそうな高さまで跳び上がり、次々と高難度の技を繰り出すと、会場からは歓声と大きな拍手が湧き起こった。棟朝選手は同クラスで優勝した。
小学生5・6年生クラスで優勝した村上優梛(ゆうな)さんは、棟朝選手の演技を見て「自分の知らない技がたくさんあってすごかった。自分もいつかやってみたい」と話す。棟朝選手や大学生選手らと同じ男子Aクラスに出場した小学6年の工藤優空(まさたか)さんは「自分もいつかオリンピック選手になって、みんなから憧れられる存在になりたい」と力を込める。
女子Aクラスで優勝した奥村紗帆(さほ)さんは、全日本選手権に3年連続で出場する予定。「今日は優勝できたけれど、もともとやりたかった技はできなかった。しっかり練習して、今度出場する全日本選手権では難易度の高い技に挑戦したい」と意気込む。
棟朝選手は「埼玉はトランポリンの競技人口が多いと感じる。子どもたちには、楽しいことに全力で取り組んでほしい。たとえ思うような演技ができなくても、その過程は決して無駄にはならない」とエールを送る。
同クラブ代表の中田大輔さんは、2000(平成12)年シドニー五輪に出場した元日本代表選手。2016年リオ五輪では日本代表コーチ、2020年東京五輪では日本代表監督を歴任した。現在は棟朝選手のコーチも務める。2022年に同クラブを開設し、トランポリンの普及と選手育成に取り組んでいる。
中田さんは「前回よりもアットホームな雰囲気があり、競技レベルも高い大会となった。この大会はただの遊びではなく真剣勝負の場。その中に楽しさを見つけ、成長につなげていってほしい。5回、10回と続けていきたい」と意欲を見せる。