芸術家と地域、企業が一緒に企画する街一体型アートフェス「Hikariba(ヒカリバ)芸術祭2026」メインイベントが9月12日、埼玉会館(さいたま市浦和区高砂3)小ホールと第3展示室で開催される。主催は任意団体「Hikariba」。
代表は「アート教室Hikariba(ヒカリバ)」を運営する彦坂圭さん。芸術一家に生まれ、幼い頃から絵画や音楽に親しんで育った。芸術家の道には進まなかったものの、10代の頃に抱いた「アーティストが活躍しやすい社会をつくりたい」という思いを胸に、本業の傍ら「芸術と教育」を軸に同教室やコンサートなどを企画している。
芸術祭企画のきっかけは、ダンス教室発表会のロビーを借りて開いたアート教室の作品展示。「絵画だけでなく、音楽やダンス、ワークショップなどで構成するアートイベントにすれば気軽に参加しやすいのでは」と考え、初回は仲間に声をかけて小規模で開催した。2回目となる今回は、地域の団体や企業から協力を得てより大きな「まち一体型」のイベントに拡大した。
今回のテーマは「ゆらぎ-社会のゆらぎから新しい未来を」。当日は、市内キッズダンス教室のステージやキッズアート展、芸術祭特別オーケストラによる「ゆらぎ」をテーマにしたコンサートを開催する。寿の色(じゅのしき)さんや鳳真れおさん、丁子紅子さんなど市内在住アーティストが企業の思いを形にする「コラボアート」や、「吉田木工所」(北区)や「トウレン」(緑区)など市内企業による「ものづくりワークショップ」のコーナーも設ける。
11日までは浦和中ロータリークラブの協力でサテライト企画「浦和街中(まちなか)ギャラリー」を行い、「ゆらぎ」をテーマとした市内の中学・高校美術部生徒9人の作品を、浦和駅西口周辺の8店に展示。そのうちの一店であるジュエリー店「シプレ ド・オール」店主の青柳光春さんは「店内でアート展をしたい思いが以前からあり、ありがたい声がけだった。中学生である作者の解説も素晴らしく、作品を眺めては励まされている」と話す。同企画ではスタンプラリーも行い、全て集めるとメインイベント会場で粗品と交換できる。
彦坂さんは「美術、音楽、ダンス、ワークショップなど、多彩なアートに触れながら『社会』を知ることができるイベントになっている。仕事や家庭、子どもの用事で忙しい子育て世代も気軽にアートを楽しんで、日常にアートを取り入れるきっかけにしてもらえたら」と参加を呼びかける。
開催時間は12時30分~17時30分。入場料は600円(前売り500円)、3歳未満無料。メインコンサートとワークショップは別途チケットが必要。