南浦和に手作りジェラート店「LETTER」（レター）」（さいたま市南区文蔵2）がオープンして、12月4日で1カ月がたった。

南浦和のジェラート店「LETTER」店主の渡辺純子さん

　店主は浦和在住の渡辺純子さん。これまで複数の飲食店で働き、いつか自身の店を持ちたいと思っていたという。以前から好きだったジェラートの店を出したいと、作り方を国内の講習会などに参加して学び、メニュー開発などの準備を1人で進めてきた。現店舗に空きが出た情報を得てすぐ見学に行き、11月4日にオープンした。

　店名の「LETTER」には、ジェラートのフレーバーを季節ごとに変えていくため「ジェラートが季節の便り（レター）のようになれたら」という願いを込めた。「どなたにも安心して食べてもらえるように、保存料、着色料、香料などを使わず季節に合わせたフレーバーを届けたい」と渡辺さんは話す。

　すでに3回目の来店という南区在住の男性は「全てのフレーバーを食べてみたいので、メニューが入れ替わる前にまた来たい」と話す。

　ジェラートは「Kids（キッズ　小学生まで）」（380円）、「Double（ダブル）」（580円）、「Triple（トリプル）」（630円）から選び、カップで提供する。フレーバーは子どもにも人気の「チョコレート」「ミルク」「パリパリチョコミルク」を定番に据え、ほかは季節のフルーツなどに応じて変更していく予定だという。

　渡辺さんは「文蔵は以前働いていた店があり知っている場所という安心感があった。11月に来客があるのか不安だったが、寒い時期から準備をして来年の夏に備えたいと考えた。オープン日は予想外の夏日で完売。人通りが多い場所ではないが、準備中から気になっていたと来てくださる地元の人や、働いていた頃の知り合いも来て、口コミで広めてくれるのがありがたい」と話す。

　営業時間は12時～17時（土曜・日曜は11時～）。火曜・水曜定休。