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浦和でチャリティー上映会 県内在住クルド人の故郷の震災を支援

映画「Voices from the homeland~地図になき、故郷からの声」の中島夏樹監督と、日本語教室でボランティアをしている安部佳世さん。

映画「Voices from the homeland~地図になき、故郷からの声」の中島夏樹監督と、日本語教室でボランティアをしている安部佳世さん。

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トルコ・シリアの大地震で大きな被害を受けた地域を支援するチャリティー映画上映会が3月25日、浦和コミュニティーセンター(さいたま市浦和区東仲町)で開催される。主催は「クルドを知る会」とGeminiオンライン日本語教室。

映画「Voices from the homeland~地図になき、故郷からの声」のワンシーン

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 2月6日にトルコ南東部カフラマンマラシュ付近で発生したM7.8の大地震では、多くの建物が倒壊するなど、甚大な被害が出ている。「埼玉県南部には、この地域出身のクルド人が約2000人住んでいる。私が日本語学習を支援している方も、家族や親戚が被災し今も車の中などで避難生活していると聞き、今回の上映会をみんなで企画した」と、日本語教室でボランティアをしている安部佳世さん。

 上映するのは、「東京ドキュメンタリー映画祭2021」で短編部門のグランプリを受賞した「Voices from the homeland~地図になき、故郷からの声」。同作品の中島夏樹監督は、子どものころから家族とともに、埼玉県内在住のクルド人の支援を行ってきた。中島さんは「トルコ、シリア、イラン、イラク、アルメニアの国境に接する地域に住むクルド人は、世界最大の自分たちの国を持たない民族といわれている。トルコでは長らく弾圧されてきた歴史があり、そのために日本に逃れてきたが、日本でも難民申請中はさまざまな制限のあり、その中で生活をしている」と説明する。中島さんは、クルドの語り部と歌い手である「デングベジュ」に焦点を当て、2019年~2021年に現地を訪れ、映画を撮影した。「今回の大地震では、撮影した地域も大きな被害を受けている。同地域の風景やデングベジュの語る美しい歌声を通して、現地に思いを寄せ、支援をしていただければ」と参加を呼びかける。

 開催時間は19時~21時(開場18時半)。入場料は1,800円(クルドのお菓子付き)。同作品の翻訳を努めたトルコ語通訳者・磯部加代子さんのトークも予定。トルコで人気のお菓子「バクラヴァ」や書籍なども販売し、収益は全て映画に関わった現地被災者に直接寄付する。

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