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東浦和・見沼田んぼでアスリートと農業体験 生産者と消費者出会う契機に

「アス町in埼玉」見沼の農地を背景に集合写真

「アス町in埼玉」見沼の農地を背景に集合写真

 アスリートと一緒に、親子で命と食の大切さを学ぶ教育プログラム「アス町in埼玉」が6月20日、見沼代用水近くの農場(さいたま市緑区見沼)で開催された。主催は一般社団法人「アス町」(東京都三鷹市)。

宇賀神友弥さんも初めての農業体験

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 アスリートと一緒に地域を学ぶイベントを企画する同法人代表の高橋周大さんも元サッカー選手。引退後は企業に勤めたが、4年前、選手仲間の「地元で何かしたい」という思いに共感し、長崎で農業に挑戦。地元農家の温かさに感謝する一方で、消費者が生産者を知る機会が少ないことに課題を感じ「アスリートが行動することで農業により多くの注目を集め、地域コミュニティーを育むきっかけになったら」とプロジェクトを立ち上げたという。

 見沼田んぼを会場にしたきっかけは、平飼い養鶏場を営む「大ちゃんファーム」(緑区)の高橋裕三さんとの出会い。見沼で行われている循環型農業を多くの人に知ってもらおうと、埼玉県戸田市出身の元サッカー日本代表で浦和レッズU-21のチーム強化担当・宇賀神友弥さんをゲストに、養鶏場と農園の両方を体験するツアーを計画した。

 当日は県内外から8組の家族が参加し、学生アスリートコミュニティー「アスハブ」の学生が運営をサポート。参加者は、「大ちゃんファーム」の鶏の餌作りを体験しながら養鶏場を見学。「たのし農園」に移動すると、同園の一角で養鶏場を営む「vege∞(ベジ)はちみつファーム」の田中まゆみさんが、鶏と畑、ミツバチと野菜の「循環」について解説した。

 ジャガイモ掘りとゴボウ抜き体験では、子どもたちがジャガイモの株を思い切り引き抜くと、根に は一つも芋がなく目を丸くする様子も。同園の諸橋豊英さんが「土を掘ってみて」と声をかけると、 子どもたちは懸命に掘り出し、袋いっぱいに収穫した。

 体験後は近くのビニールハウスで、参加農家の食材などが並ぶ食卓を囲み、スポーツフードナビゲーターの黒柳由紀子さんと宇賀神さんが食育をテーマに対談。参加した保護者からの「子どもの食わず嫌いに悩んでいるが、良い方法はあるか」という質問に、黒柳さんは「食卓に出すだけでも経験値になる。苦手な理由を子どもに聞いて対策するのもいい。対話を大事に」などとアドバイスした。

 宇賀神さんも小学生の子どもと共に参加。「農業体験は初めてで、見沼のことも知らなかった。子どもにも農家や食べ物などに対して、感謝の気持ちが芽生えていたらうれしい。現役アスリートにも、地元で活動することに関心を持ってもらえたら」と期待を込める。参加農家からは「秋にもまた企画してほしい」という声が上がっていた。

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