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浦和に子ども食堂「よりどころカフェ」 気軽に立ち寄れる第三の居場所に

「浦和よりどころカフェ」代表の若林実優さん

「浦和よりどころカフェ」代表の若林実優さん

 子どもの第三の居場所を目指す任意団体「浦和よりどころカフェ」が4月19日、子ども家庭総合センター「あいぱれっと」(さいたま市浦和区上木崎4)の調理室と多目的ホールで活動を始める。

「浦和よりどころカフェ」おにぎらず(主催者提供)

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 代表の若林実優さんは、さいたま市出身の23歳。就職活動の中で「自分が本当にやりたいこと」を考え、「どんな子どもも自由に楽しく過ごせる『居場所』を作りたい」との思いから、昨年8月に同団体を立ち上げた。昨年はハロウィーンやクリスマスなど単発でイベントを開いたが、今年4月からは毎月「子ども食堂」を開いていく。

 「中学時代に不登校を経験した」という若林さん。定時制高校に進学し、つらい経験や気持ちを分かり合える仲間と出会ったことで、子どもにとっての「居場所の大切さ」を知ったという。「自分が経験したように、自分らしく自由でいられる場所があることで救われる子どももいると思う。この活動を始めようとした時は自分一人だったため、公共施設に団体利用登録することもできなかったが、高校時代の友人が協力してくれることになり活動をスタートできた」と振り返る。

 当日は「よりどころランド」「子ども食堂」「絵本読み聞かせ」を実施。14時30分からの「よりどころランド」は、「人生ゲーム」「間違い探し」などのテーブルゲームを用意し、自由に遊んだり、勉強したりできるフリースペース。16時からの「子ども食堂」では、おにぎらずと豚汁を提供する(高校生以下無料、大人300円。定員20人、今回の募集は終了)。若林さんは「スタッフには保育士を目指す学生や小学生もいる。一緒に遊ぶこともできるし、一人でのんびりしてもいい。誰もが気兼ねなく過ごせる場所にしたい」と話す。

 15時から30分程度行う「絵本の読み聞かせ」はNPO法人「絵本屋だっこ」に依頼し、AI絵本作家・広川茉衣さんが読み聞かせを担当。広川さんの作品「マリモン先生の心のマリモ」や「結musubu子ども食堂」(緑区)の池田貴三佳さんが書いた「ぼくは学校にいけない」、しょうじあいかさんの「どっち?」の3冊を読み聞かせる。若林さんは「どの作品も、さまざまな気持ちに寄り添って、今の自分を大切にしていいと思える温かい話」と紹介する。

 若林さんは「ゼロからのスタートだったが、フリースクールや子ども食堂を開く方を訪ねて学び、仲間と企画を練ってきた。『一緒に食事すること』を入り口にして、楽しく、安心して過ごせる第三の居場所を目指したい。フリースペースや絵本の読み聞かせには定員がなく誰でも参加できるので、気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。

 開催時間は14時30分~17時。「よりどころランド」は15時50分まで。2回目は5月17日に開催。

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