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北浦和の週末限定カフェ「NEST Baking Company」が1周年 マフィンやブラウニーなど

店主の石関さん(右)とスタッフら

店主の石関さん(右)とスタッフら

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 カフェ「NEST Baking Company(ネスト ベイキング カンパニー)」(さいたま市浦和区領家1)が11月7日、リニューアル1周年を迎えた。

リンゴたっぷりのアップルパイとコーヒー

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 隣接する英会話教室も経営する店主の石関尚美さんが週末限定で営業する同店。海外旅行が好きだったという石関さんは、旅で訪れたニューヨークで、マフィンやブラウニーなどのアメリカの焼き菓子に魅了されたという。「ショートケーキやモンブランのような一般的なケーキではなく、ニューヨークで食べたアメリカンベークような素朴な味わいの焼き菓子を提供したいと思った」と話す。

 石関さんは日本とアメリカで焼き菓子作りを学びながら、夫婦で2012年5月に「NEST cafe」をオープン。9年間営業した後、夫が体調不良でカフェ経営から引退したのをきっかけに、同店を焼き菓子専門のカフェとしてリニューアルした。石関さんがレシピを考案し、全てのケーキを店内で焼き上げている。店名に含まれる「NEST」は「巣」を意味し、「お客さまにとって『巣』のような、いつでも帰って来られる場所に」という思いを込めているという。

 定番品のキャロットケーキ(480円)やレモンケーキ(360円)のほか、旬のフルーツを使った季節限定メニューもそろえる。ラッピングしたマフィン(340円)やブラウニー(380円)も提供しており、「フォークがなくても食べられるので、近隣の公園に来ている子ども連れや散歩中の方にも気軽に立ち寄ってもらいたい」と話す。

 カフェの外観や内装は「海外旅行の度に訪れた現地のカフェをイメージしている」という。入り口のアンティーク調のドアはイギリスから取り寄せたもので、石関さんは「海外はサイズが大きいドアが多く、ちょうどよいサイズのものを見つけるのに苦労した」とほほ笑む。食器や雑貨は、アメリカやフランスに渡った際に買い集めたもので、石関さんは「日常を忘れて、海外に来たかのような雰囲気を味わってもらいたい」と話す。「老若男女問わず、1人で来る人も多い。『誰もが気軽に立ち寄れる店にしたい』という思いが実現してうれしい」とも。

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