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60年続く浦和混声合唱団が記念演奏会 心を合わせて歌声披露

熱の入った練習をする浦和混声合唱団の皆さん

熱の入った練習をする浦和混声合唱団の皆さん

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 さいたま市の浦和混声合唱団が5月13日、創立60周年の記念演奏会を埼玉会館(さいたま市浦和区高砂3)で開催する。

楽譜も見ず声高らかに練習する浦和混声合唱団の皆さん

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 1956(昭和31)年に発足した浦和混声合唱団は、30~80代の男女約50人で構成。創立時のメンバーが現在も2人在籍し、30年以上の団員も多い。岸町公民館(浦和区岸町5)を拠点に週1回練習しながら、定期演奏会やコンクールに向けて歌声を披露している。埼玉県の合唱祭には発足当初から連続で61回参加。毎年開かれる県のコンクールでは、賞を欠かさず授賞し全国大会で好成績を収めたこともある。

 団長の佐藤幸雄さん(66)は「モットーは仲間の輪。一人一人の音声のつながりから生まれるハーモニーが美しい。心がつながったと思う瞬間がある。熱心に指導してくださる先生のおかげ」と話す。指揮を執るのは全日本合唱連盟理事長の岸信介さん(75)。高校生の時に入団し国立音楽大学声楽科を卒業後、指揮者として活躍の舞台を広げ、同合唱団を1976(昭和51)年から指導する。佐藤さんは「合唱界の頂点のような先生が長年にわたって教えてくださるのは光栄なこと。身ぶり手ぶりで細かい表現方法を教えてくださり、ユーモアもあって飽きさせない。もっと上達したいと家に帰ってから自主練習するメンバーも多い」と話す。

 演奏会では、作曲家の信長貴富さんの委嘱作品を初披露する。「書く曲全てが人気作品といわれる先生が私たちのために作ってくださった。60年の歩みを表現したそうで、名誉なこと」と佐藤さん。ほかにも、アヴェ・マリアなどの宗教曲を無伴奏で歌う。佐藤さんは「緊張する中で来場者の心に伝わるかが一番大切。会場を一つにした演奏を目指したい」と意気込みを話す。

 14時開演。詳しくはホームページまで。

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