「ヨノカフェぽんた」(中央区下落合3)が3月9日、オープンした。土曜と日曜に営業する。
店内には「ローリング・ストーンズ」「ビートルズ」「ビリー・ジョエル」などのレコードが並ぶ
店主の星善美さんの実家をリノベーションしてオープンした同店。定年退職まで2年となった星野さんは、新しいチャレンジでカフェを始めることを決めたという。学生時代に喫茶店で働いた経験を生かし、「地域の人が親しみやすい、落ち着きのあるカフェを目指す」という。
店内には「ローリング・ストーンズ」「ビートルズ」「ビリー・ジョエル」などのレコードが並び、軽食やコーヒーと共に音楽が楽しめるようにする。築63年の趣ある構造を生かした内装は、デザイナーと連携しながら作り上げた。小学校や住宅街の近くにあるため、子ども連れの家族や小学生のグループが訪れているという。星野さんは「レコードや音楽がコミュニケーションのきっかけになればいいと思う。地域の方と共通の話題で盛り上がりたい。落ち着いた空間でゆっくりと過ごしてほしい」と話す。
料理は10年以上教室に通い腕を磨いたという佐藤芳江さんが作っている。おにぎりセットやピザトーストセット(以上700円)、ワッフルセット(500円)などの軽食やデザートを提供する。朝ご飯はもちろん、ランチや午後のティータイムにも利用できる。メニューは、店をオープンするに当たり地域の人に「喫茶店にふさわしい料理は何か」を聞きながら考えたという。
ドリンクはコーヒーまたは紅茶を食べ物とセットで注文できるほか、ビールやワインなどアルコール類もそろえる。佐藤さんは「お酒を注文した方には、その日限定のおつまみも提供するので、料理と一緒に楽しんでほしい」と話す。
星野さんは「昭和の喫茶店のように、性別や年齢を問わず気軽に訪れてほしい。今後は新メニューの
開発やイベントの企画なども積極的に行いたい」と話す。「今は仕事との両立もあり大変な時もあるが、定年後には平日も営業し、地域の方に寄り添える喫茶店を目指したい」とも。
営業は土曜・日曜の7時30分~17時。