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川口のカフェギャラリーで認知症男性が個展 2年前に始めた絵画と写真展示

川口の「タカノ珈琲店」で行われる「佐藤雅彦・希望の世界 絵画と写真展」

川口の「タカノ珈琲店」で行われる「佐藤雅彦・希望の世界 絵画と写真展」

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 川口市にある「タカノ珈琲(コーヒー)店」ミニギャラリー(川口市中青木2)で3月31日から「佐藤雅彦・希望の世界 絵画と写真展」が開催される。主催は認知症とともに歩む本人の会。

川口の「タカノ珈琲店」で行われる「佐藤雅彦・希望の世界 絵画と写真展」

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 佐藤雅彦さんは同会の代表。2005年に51歳でアルツハイマー型認知症と診断され、ぼうぜん自失するが、聖書の言葉で立ち直り認知症に関する講演活動を始める。併せてインターネット上で「認知症とともに生きる」日々を発信。2014年には「認知症になった私が伝えたいこと」を出版した。

 2年前に写真と絵を習い始め、「個展をやることが夢だった」という佐藤さん。3月14日・15日には川口総合文化センターリリア(川口市川口3)でも展示を行い、両日で250人を集めた。今回も同じ内容の展示を行う予定。

 「展示会を行った目的の一つは、認知症の当事者とつながること」と佐藤さん。現在はピアノを習っており、次の目標はピアノの発表会をすることだという。「認知症でもその気になれば何でも好きなことができる。認知症になって不便ではあっても不幸ではない」と話す。

 営業時間は10時~18時。入場無料(1オーダーが必要)。4月26日まで。

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