ピザとパスタが食べ放題の福祉レストラン「ぷりーむら」が「プラザウエスト」(さいたま市桜区道場4)1階にオープンして、6月2日で1カ月がたった。
運営は、さいたま市内で障害者支援施設「ゆずり葉」や生活介護事業所「杉の子マート」などを展開する社会福祉法人「埼玉福祉事業協会」(西区)。同法人にとって手作りピザの店は初の出店となる。ピザ作りは、ナポリピザ職人の技術指導を受け現場で実践。生地は「ゆずり葉」のベーカリー部門で製造し、ピザの注文を受けてから伸ばして焼き上げている。
目玉メニューは「ピザ&パスタ1時間食べ放題」(中学生以上=1,600円、小学生=900円、小学生未満無料)。ピザは「マルゲリータ」「マヨコーン」などの定番のほか、日替わりで1、2種類を用意。パスタは「ミートソース」「カルボナーラ」など3種類の日替わりメニューから選ぶ(単品は各980円)。そのほか、「皮付きポテト」(300円)など自社製造の総菜、自社製品の蜂蜜やジャムで作るドリンク(600円)、手作りケーキ(500円)などのカフェメニューもそろえる。レジ横では焼き立てパンや弁当などを販売。
店長の遠藤瑛(あきら)さんは4月に入社した新入社員。管理栄養士として「ゆずり葉」の栄養管理と給食部門に配属されたが、店長予定者の急病のため遠藤さんに白羽の矢が立った。「未知のことに挑戦するのが好き。大量調理の実習も経験していたので、レストラン運営に抵抗はなかった」と話す。「障害のある人と働くのは初めて。栄養指導の手法を応用し、ただやり方を教えるのではなく本人が自ら気づき、動けるような指導を心がけている。私自身も先輩スタッフを見て学び、気づきを逐一メモに書き留めて今は3冊目」と笑顔を見せる。スタッフの佐藤亜沙美さんが「パンやお菓子、弁当の製造も経験してきたが、この店での仕事が一番楽しい」と話すと、遠藤さんは「計量が的確。何かあるとすぐ報告してくれて、頼れるスタッフの一人」と紹介した。
高橋清子理事長は「法人8店舗目の飲食店。地域や地元企業との連携に取り組み、障害者の職業選択肢と賃金を増やしたいと動き続けているうちに事業が拡大してきた」と振り返る。「店はオープンして1カ月の発展途上。まずは80席ある広いフロアをより明るい雰囲気にしたい。現在、障害のあるスタッフも募集しているので見学に来てもらえたら」と呼びかける。
営業時間は11時~19時。月曜定休(月曜祝日の場合は営業、火曜休み)。