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与野「ゲッコー・タップルーム」醸造所が完成 自家醸造ビール初夏提供へ

完成した「ゲッコー・タップルーム」醸造所と藤井さん

完成した「ゲッコー・タップルーム」醸造所と藤井さん

 JR与野駅近くのクラフトビール専門店「GECKO TAPROOM(ゲッコー・タップルーム)」(さいたま市浦和区上木崎2)の店舗1階に4月28日、クラフトビール醸造所が完成した。

ブリューハウス1基と500リットルの発酵タンク4基を備える醸造所(GECKO BEER提供)

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 同店は、店主の藤井俊太郎さんと豊田拓未さんが、米カリフォルニア州サンディエゴで現地のクラフトビール文化に触れ、「日本でブルワリーを立ち上げたい」と帰国後の2025年4月に開いたタップルーム。以来、店舗2階で国内外のビールや、浦和の「U.B.P Brewery」とのコラボビールなどを提供してきた。客層について、藤井さんは「老若男女、幅広い。土曜・日曜の日中は家族連れ、夜は仕事帰りの方が多い。一人で来店して、店で知り合ったお客さま同士で交流が生まれることもある」と話す。

 営業と並行して1階の醸造所開設準備を進め、今年1月に工事を始めた。完成した醸造所は21坪の広さで、ブリューハウス(仕込み設備)1基と500リットルの発酵タンク4基を備える。

 醸造は藤井さんと豊田さんが担当し、自家醸造ビールは初夏ごろの提供開始を見込む。当初は「ウエストコーストIPA」「ペールエール」を仕込み、缶での提供も予定する。藤井さんは「サンディエゴで触れたビール文化をベースに、まずは自分たちらしい味を安定させていきたい。今後は月1~2種類のペースで仕込み、季節限定や県産食材を使ったビールのほか、海外から来日する友人ブルワーとのコラボ醸造なども視野に入れている」と展望を語る。

 与野駅周辺からさいたま新都心エリアについて、「『けやきひろばビール祭り』などがあり、ビールに関心が高い人が多い。ブルワリーが根付く土壌はある」と藤井さん。今後は県内イベントへの出店も視野に入れる。

 現在、醸造所の工事費などに充てるクラウドファンディングも行っており、協力を呼びかけている。リターンにはビールチケットのほか、店内の「ファウンダーズウォール」に支援者の名前を刻むプランなどを用意する。

 藤井さんは「地域の人に親しまれ、『自分たちの街にはこんなブルワリーがある』と誇りに思ってもらえる場所にしたい。さいたま新都心・与野のビールを日本、そして世界へ届けられたら」と意気込む。

 営業時間は、水曜・金曜=18時~22時、土曜=13時~22時、日曜=13時~20時。

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