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さいたま市中央区のカフェで障がい者支援イベント 絵画展や演奏会

チラシを持って呼び掛ける事務局の山田ちづこさん

チラシを持って呼び掛ける事務局の山田ちづこさん

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 さいたま市中央区にあるギャラリーカフェ「南風」(さいたま市中央区本町西2,TEL048-764-8850)で12月1日・2日、「パイナップルカフェ」展が開催される。

チラシを持って呼び掛ける事務局の山田ちづこさん

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 「障害のある人、ない人、みんなで交流するサロン」をコンセプトに6年前から年に一度開催している同イベント。ギャラリーでは、埼玉県三郷市の障がい者施設「レモンカンパニー」に通う人や大宮ろう学園Bコースに通う重複障がいのある生徒の絵が約50点展示される。作業所のクッキーやパウンドケーキの販売も行われる。

 ステージでは、浦和一女マンドリン倶楽部OG を中心に結成した「アンサンブル・ベル・セゾン」や「沖縄三線」、「日進ウクレレ倶楽部&フラの仲間」、木管楽器の演奏「浦和パンフルートクラブ」など二日間で8組が登場する。「手話で歌おう」では、大宮アルディージャの手話応援で振り付けをする大宮ろう学園教諭の江藤千恵子さんが、生徒らと一緒に「365日の紙飛行機」などの曲を手話で歌って盛り上げる。

 カフェの店主でイベントを主催する山田ちづこさんは約20年前、学習塾を開きながら不登校の子どもや障がいのある子どもに関わって来た。その後、支援などを通じ地域をつないできた。

 山田さんは「障がい者が心のままに描いた絵は、見ていて何か伝わるものがある。パンフルートという珍しい楽器の演奏や手話ダンスにも発見や感動があるはず。買い物や散歩のついでにふらっと立ち寄るのも歓迎。まだ参加したことのない方は、ぜひ一歩を踏み出してほしい。自分の知らない世界が広がっているはず」と呼び掛ける。

 同時に「秋本創絵画展」も開催。NPOで活動する秋本さんは、1年前からほぼ毎日、マジックで小さなスケッチブックに描いてSNSに載せていた。いつしか山田さんの目にとまり、今回初めて展示されることに。山田さんは「色合いや線などはっきりして絵の発想が個性的で温かい。見て癒やされるので、今回のイベントに合うと思った」とほほ笑む。

 開催時間は11時~17時。ステージは16時まで(12時~14時は休憩)。入場無料。

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