食べる 暮らす・働く

浦和区に中東料理「ドバイレストラン」 シリア出身男性が故郷の思い胸に出店

店主のジュディさん(左)とシェフのオケシュさん(右)

店主のジュディさん(左)とシェフのオケシュさん(右)

  • 253

  •  

 浦和区に「ドバイレストラン(浦和区針ヶ谷4、TEL 070-3143-0707))」が2月に開店し、3カ月がたった。

店内にはアラビア語で書かれた文字も

 一軒家を改装し、レンガの壁紙に茶色の家具や机で統一。中東の雰囲気を出したいと、店主のユセフ・ジュディさんが内装にも手を掛けながら準備を進め、2月13日にオープンした。壁には、内戦前のシリアの風景写真が飾られている。中東の料理を中心としたシリアの家庭料理を提供。イスラム教の食文化を重視するため、豚肉とアルコールを一切使わず調理する。

[広告]

 料理は、小麦で作った薄いパンに野菜などを挟む「ドバイサンド」のほか、ズッキーニなどの野菜に米を詰めて煮る「マハシ」、クスクスを蒸して作った生地に羊肉を包んで揚げた「クッペ」など約20種がそろう。香辛料やハーブ、ニンニクなどで香りを引き出すように味付けするのが特徴。

 シェフは、トルコ出身のオケシュさん。以前にイスタンブールのレストランで腕を振るった経験がある。ジュディさんはクルド語の通訳で「ドバイの人も街も好きなので、この名前にした。中東の料理は、素材の下ごしらえが大切」と笑顔で話す。

 メニューは、ヒラ豆スープ(250円)スパイシードバイライス(350円)マハシ(1個)(300円)クッペ3個(1500円)など、ドリンクはフレッシュオレンジジュース(200円)などを用意する。※全て税込み

 シリアの内戦を逃れて2012年に日本に来たジュディさん。2年半後に2人の子どもと妻も来日し、今月に第3子も生まれて5人で暮らす。アルバイトで店の資金を貯め、飲食店の開業に必要な食品衛生責任者の資格を取得した。「難民認定を出したが通らず、期限付きの在留許可を得て暮らしている。日本は清らかな国で人も優しい。自分を生かせて人に喜んでもらえることは何かと考えた時にレストランしかないと思った。家族を守るため仕事のために。小学校に通う娘は、日本語も覚えて友達もできて楽しそう。本当にうれしい」と話す

 近所に住む30代の男性は「ケパブを想像しながら来た。サンドは、野菜が多くて肉の味も良くほんのりスパイシーでおいしかった。また来ます」と笑顔で店を出た。ジュディさんは「故郷の自慢の料理を多くの人に食べてほしい。テークアウトもできるので、気軽にお越しいただければ」と笑顔で呼び掛ける。

 営業時間は8時30分~21時。月曜定休。

  • はてなブックマークに追加