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浦和区内にパンやパスタの冷凍自販機 市内の飲食店グルメ商品を販売

NTT浦和高砂ビル前に設置された冷凍自販機

NTT浦和高砂ビル前に設置された冷凍自販機

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 さいたま市内の飲食店のグルメ商品を冷凍自販機でシェアリング販売する実証実験が今月から、浦和駅近くで行われている。

メニューを提供するイタリア料理店「ECCOLA」

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 NTT東日本埼玉事業部がフードロスの削減効果を検証する目的で始めた同取り組み。イタリア料理店「ECCOLA」(エッコラ)」(浦和区仲町1)など、埼玉県内で飲食店9店舗を展開するノースコーポレーション(同)と、職人が粉から焼き上げまでを手がける「スクラッチ製法」で製造するパンを販売する「ブーランジェベーグ」などを展開するアクア(南区神明1)の2社と連携し、両社の商品を販売する。

 規格外野菜の活用や商品の売り切り、二次加工への転用など、フードロスの削減に向けた取り組みを展開している両社。冷凍自販機「ど冷えもん」で販売する商品は、全て実際に店舗で製造・販売しているもので、急速冷凍した商品を販売する。

 メニューは「さいたまヨーロッパ野菜研究会のミネストローネ」(600円)、「埼玉県産豚肉のアマトリチャーナ&パスタ」(1,200円)、「秩父鹿と香味野菜のラグーソース&パスタ」(1,700円)、フィンランド産オーツ麦を使ったハード系パン「北欧フロマージュ3種セット」(900円)など。

 自販機にはAIカメラを設置し、購入客の性別・年代情報を取得。「データ取得後は映像情報を破棄し、個人情報に配慮した販売データを収集する」という。設置開始後、夕方から夜にかけての利用が多く、男女比はほぼ同じ。同事業部の菊永遥香さんは「想定よりも多くの人に購入していただいている」と話す。

菊永さんは「リモートワークやオンライン授業の普及に伴い、社食や学食のニーズの減少、廃棄コストの増大など新たな課題が発生している。実験で得られたノウハウを元に地産地消型の冷凍自販機のシェアリングモデルを検討し、フードロスの削減や地域活性化のビジネスモデルを検討したい」と話す。

 自販機の設置は、2023年3月31日まで。

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