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武蔵浦和に「だし専用自販機」 ペットボトルに長崎産焼きあご丸々1匹

武蔵浦和駅近くのコインパーキング前に設置された「だし道楽」

武蔵浦和駅近くのコインパーキング前に設置された「だし道楽」

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 JR武蔵浦和駅から程近いコインパーキング前(さいたま市南区別所7)に10月10日、だし専用自動販売機「だし道楽」が設置された。

「焼きあご入り」と「宗田節入り」の2種類を販売する

 広島県でしょうゆ、だしの製造・販売を行う「二反田醤油(しょうゆ)」が手掛けるだしシリーズ「だし道楽」の商品を販売する。2003(平成15)年に商品化、2007(平成19)年から自動販売機での販売を開始し、全国120カ所以上に設置する。

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 取締役の二反田博文さんの父が1991(平成3)年に創業した同社。博文さんの叔父が戦前から営んでいたというしょうゆ店の製法を基に、地元民に合わせた「かけしょうゆ」や牡蠣(かき)エキスを使った商品を展開していた。専務取締役の二反田圭児さんは「時代と共に核家族化が進み、全国的にしょうゆの消費量が減少していた。料理の基本で使用頻度も高く、見た目にもインパクトのある商品を作ろうと、だし道楽シリーズを展開した」と話す。

 商品化当時は、広島県の直営店で昼の営業時間のみ販売していたところ、客の要望から「24時間自由に購入できるようにしよう」と考えたことが自販機導入のきっかけ。店舗販売での全国展開は他の商品との差別化が難しく、自社商品のみ販売できる自販機は「宣伝効果も大きい」という。「米やしょうゆなどは地域色が出て他のエリアのものは拒まれることもあるが、だしは幅広く受け入れられ全国的に喜んでいただいている」と二反田さん。

 同自販機では「焼きあご入り」と「宗田節入り」の2種類(各500ミリリットル入り=700円)を販売する。「焼きあご入り」には、薄口しょうゆベースの中に炭火で焼き上げた長崎県平戸産のあごを丸々1匹入れる。あごは、長崎県近海で取れるトビウオのことで、炭火焼きしたあごは古くから高級だしの素材として珍重されてきたという。

 二反田さんは「これからの季節は、おでんや鍋、炊き込みご飯にお薦め。まずは卵かけご飯にそのままかけて試していただければ。そのままでも隠し味としても使えるので、料理が苦手な方からプロまで楽しんでほしい」と話す。

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