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遊休耕作地でサツマイモの苗植え 販売体験も交えマネー教育も

サツマイモの苗植えの準備に向けて、マルチ張りが完了した畑の様子

サツマイモの苗植えの準備に向けて、マルチ張りが完了した畑の様子

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 さいたま市緑区三浦の2反5畝(せ)の畑で、遊休耕作地を活用した子ども向けのサツマイモの苗の植え付け体験の準備として、5月17日に農業用のマルチ張りを行った。5月21日にはサツマイモの苗植え体験が行われる。主催は、あきないキッズ実行委員会。

5月16日にはトラクターで耕運も行った

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 主催の星野邦敏さんは「サツマイモの苗は1本30円くらい。それを植えることで、10月ごろに1本の苗から3~5個のサツマイモが収穫できる。子どもが農業体験をするだけでなく、収穫したサツマイモをを商店街やイベント時にそのままや焼き芋として販売したり、シェアキッチンで調理して販売したりを体験することでマネー教育にもつなげることができれば」という思いから、自身が耕作している畑で企画したという。

 「さいたま市ですら遊休耕作地や耕作放棄地は増えている。その活用を考えながら、ただ収穫体験をするだけではなく、農作物がどのように成長して実がなって自分の口に入っているのかを知り、その後の販売まで体験することで、子どものマネー教育にも生かすことができれば。昨年からヒマワリ迷路畑を作り無料開放して楽しんでもらう取り組みを始めたが、サツマイモを通じた農業体験・販売体験は今年からのため、反応を見つつ来年以降に本格的に取り組めたら」とも。

 「自分の子どもが2歳になり、土を触る体験と、物を仕入れて売ったり加工して売ったりの商売の体験をさせたいと思った。キャッシュレスが進み、子どもが現金に触る機会が減っていて、お金とは無限に使えるものと勘違いするのではないかと、子どもとママゴト遊びをしている時に感じた。サツマイモの収穫体験はさいたま市の小学校の課外授業にもあるし初めての商売の経験としては身近だと思った」と本企画を始めたキッカケを話す。販売体験は、収穫後の秋頃に、大宮駅東口の銀座通り商店街の歩行者天国の時間帯や、地域イベント時、また、星野さんが運営しているシェアキッチン「CLOCK KITCHEN」の活用を考えているという。

 苗植え体験の開催時間は13時30分から。参加無料。ホームページで申し込みを受け付けるが、当日の飛び入り参加も可能。

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