さいたま市の見沼田んぼの約1500平米の遊休耕作地(さいたま市浦和区三崎26)を活用して、向日葵(ひまわり)で迷路を作ろうとしている一般社団法人さいたま市地域活性化協議会が、4月29日と5月1日にヒマワリの種を蒔く。
成長したヒマワリ畑に通路を作ることで迷路とする予定。開花する夏には、無料で、ヒマワリと迷路を楽しんでもらうイベントを企画している。
代表理事の星野邦敏さんは、「埼玉県内はもちろん、さいたま市内においても、農家の高齢化や人口減少による担い手不足などにより、遊休耕作地・耕作放棄地が増えつつある。その利活用を周知して関心をもってもらうにはどうすれば良いかと考えた時に、ヒマワリは緑肥(土の肥料)にもなるし、それを迷路にすることで、時節柄として密にもならず、咲いている時期の日中は好きな時間に体験イベントとして楽しんでもらえるのではないかと考えた」を企画した趣旨を話す。
4月29日に、ヒマワリの種を蒔き、3時間で約半分の面積の種を蒔いたところで、雨が降ってきたことから、残りの半分を5月1日朝8時30分から昼までを目処に、再びヒマワリの種を蒔く作業をするという。
「4月29日に、有志のボランディアでヒマワリの種を蒔き、お子さん含めて約30人が来てくれた。もし興味がある人がいれば、途中参加・途中退出も可能なので気軽に来ていただければ。自分の体験としてはもちろん、お子さんの経験や思い出にもなると思う。参加する人は、ヒマワリの種は用意してあるので、長靴、タオル、水、手袋などを持参いただければ」と星野さんは話す。
「ヒマワリが順調に成長すれば7月中旬あたりに開花のピークを迎えるのではないかと思う。初めての試みで、ヒマワリの品種選びから勉強した。もし好評であれば来年以降も取り組みたい」とも。