見る・遊ぶ

ロッテ浦和工場見学施設、リニューアルで「おかしの学校」に 2年ぶり見学再開

ロッテおかしの学校のロビー 雪見だいふくとパイの実をイメージした椅子も

ロッテおかしの学校のロビー 雪見だいふくとパイの実をイメージした椅子も

  • 25

  •  

 ロッテ浦和工場(さいたま市南区沼影3)の見学施設がリニューアルし5月16日、「ロッテおかしの学校」として開校する。

見学時にかぶるパイの実帽子と教科書

[広告]

 同工場は1964(昭和39)年に誕生し、チョコレート菓子やアイスクリームを製造している。2019年には2万3000人を超える見学者が訪れていたが、新型コロナウイルス感染拡大により、2020年2月25日以降見学の受け入れを休止していた。今回、食の楽しさ、食の知識を発信する学びの場「ロッテおかしの学校」としてリニューアルし、2年ぶりに工場見学を再開する。

 同社は食育活動として、工場見学・出張授業・教材提供・オンラインセミナーを行ってきた。今回のリニューアルでは、食の学びの場として製造工程を間近で観察することで学びと気付きを与え、最新技術を駆使した仕掛けにより「ワクワクする感動体験を届ける」としている。小学校の社会科見学や食育の場としても引き続き地域に貢献する。

 おかしの学校の教室に集まった見学者は、同社製品のパイの実を模した帽子をかぶり教科書を開く。「はじまりの会」では、この後の製造工程の見学で探してほしいお菓子の秘密についての質問を用意し、見学後の「かえりの会」で答え合わせを行う。教室内の大型パネルには見学者が操作できるデジタルコンテンツが表示され、同社のSDGsや製品の歴史について楽しく学ぶことができる。

 チョコレートの甘い香りに包まれている製造工程の見学コースでは、製品が広い室内を流れながら機械や人の手で一から作られ、パッケージに包まれ、自動で段ボールに梱包(こんぽう)・仕分け・出荷されていくまでを間近で見ることができる。コースの途中にはより詳しく学ぶことができる映像コーナーや、参加者体験型のデジタル技術を活用したコーナーもある。焦げるなどして商品にならないパイは肥料や家畜の餌としてリサイクルされるなど、同社のSDGsの取り組みの一部についても学べる。

 ロビーには同社製品を模した椅子が置かれ、同社製品が飛び出すように見えるスポットもあり撮影を楽しむことができる。

 見学は90分で、「パイの実」と「ガーナチョコレート」の2つのコースがあり、どちらのコースになるかは「当日のお楽しみ」となっている。公式サイトで予約を受け付けており、参加無料。3歳以上が見学可能で、当面コロナ対策のため一般の見学は1回につき1グループのみ、最大10人までとしている。

 オンラインで行われるリモートチョコレートセミナーは4月26日から、小学校の社会科見学は6月1日から再開し、予約受け付け中。同社狭山工場ほかの見学再開は未定としている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース