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発酵ジンジャーエールで遊休耕作地を再生 醸造所の建設でクラウドファンディングも

イオンモール与野で展示を行い、発酵ジンジャーエールについて話す周東孝一さん

イオンモール与野で展示を行い、発酵ジンジャーエールについて話す周東孝一さん

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 発酵ジンジャーエール醸造会社「しょうがのむし」(さいたま市緑区美園4)が9月18日、醸造所の建設費用と発酵ジンジャーエールを広めるためクラウドファンディングを始めた。

髪型が丁髷(ちょんまげ)の周東孝一さん

 「しょうがのむし」社長の周東孝一さんによると、発酵ジンジャーエールとは300年以上も前にイギリスで生まれ、欧米では特に禁酒法時代にお酒の代替品として好まれた伝統的な飲み物とのこと。ノンアルコール飲料が主流だが、過去には10%近くまでアルコールが含まれるものもあったという。

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 さいたま市内の見沼田んぼ周辺の遊休耕作地でショウガを生産し、発酵ジンジャーエールを造り世界に向けて売り出していくことで、社会課題となっている農家の高齢化や遊休耕作地の増加の解決にもつながるという。周東さんは、この事業計画で、さいたま市主催のビジネスプランコンテスト「世界を変える起業家ビジコンinさいたま2019」でグランプリも受賞している。

 9月18日~22日、イオンモール与野に限定展示。「この発酵ジンジャーエールでノンアル飲料市場に革命を起こしたい。ショウガと、ほんの少し加えた唐辛子で、飲んですぐにのどや胃から温かくなり、飲んだ後は全身までポカポカとしてくる。まるでアルコールを飲んだような感覚を味わえる。それでいて清涼飲料水なので、妊娠中や授乳中、車の運転中にも飲める。お酒を飲める人は、ビールやジン、ウイスキー等で割ることで最高のカクテルが作れる」と、周東さんは道行く人々に熱く語った。

 現在は試作品を無料で試飲してもらう段階だが、製品化に向けて、さいたま市の浦和美園周辺地域で発酵ジンジャーエールの醸造所となる物件や、見沼田んぼでショウガを生産するための遊休耕作地も契約間近という。クラウドファンディングで得た支援金は、それらの計画のために活用する予定。「発酵ジンジャーエールを、さいたまから、世界に誇れる名産にしたい。その結果、見沼田んぼを潤したい」と夢を語る。

 クラウドファンディングでは、「まだ販売もしていないのに支援してくださる人は、きっと一生『しょうがのむし』のファンでいてくれるはず」という思いから、オンラインストアでずっと2割引で購入できる権利や、周東さん自身による発酵ジンジャーエール10リットルをイベントに出張サーブできる権利などをリターンに用意している。

 現在、CAMPFIREで支援を呼び掛けている。12月6日23時59分まで。

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