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日赤埼玉県支部が着衣泳動画を公開 「夏場の水難事故防ぎたい」

長い棒による救護法

長い棒による救護法

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 日本赤十字社埼玉県支部(さいたま市浦和区岸町3)は、着衣泳の方法を解説した動画を制作し7月20日、ユーチューブで公開した。

着衣泳の動画撮影の様子

 着衣泳は、川や海で溺れた際、呼吸を確保し、服を着たまま浮き続けながら救護を待つ対処法。同支部の松村千花さんは「新型コロナウイルスの影響で市内の学校の水泳授業や着衣泳講習が中止されてしまい、水難事故が起こるケースが懸念される。夏休みに向けて水辺での事故防止のため動画を配信し、命を守りたいと企画した」と話す。

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 動画作りの中心となったのは、赤十字救急法の水上安全法講習を普及することを目的に設立された日赤埼玉水上安全奉仕団のメンバーで、県内で開催される水上安全法講習の指導などを行っている。現在、水難救助員、消防士、自衛隊、警察官、幼稚園経営者など120人近くが所属し、ボランティアで活動している。

 同団の山子(やまね)学委員長は「着衣泳の撮影日が平日だったにもかかわらず、20人近くのメンバーが協力してくれた。皆、水難事故防止への思いが強い。直接指導できない分、必要な人たちに動画を届けたい」と話す。

 動画は16分。衣服を着たまま水に落ちた時は「浮いて待つ」ことの大切さ、溺れている人を助ける方法としてペットボトルやランドセル、菓子袋などを浮袋代わりに活用する方法を紹介。ペットボトルは風に流されてしまうことがあるため、水を少し入れてから溺れた人に投げることなど、実践的な内容が多く解説されている。

 小学生でも理解ができるように漢字に振り仮名を振り、埼玉県のキャラクターコバトンなどが登場するなど、子どもたちが最後まで、飽きずに視聴ができるように工夫した。

 実際に着衣泳を体験した女性(さいたま市見沼区)は「幼少期にスイミングを習っていたので泳ぎにはそれなりに自信があったが、服を着たままだと泳げなかった。服を着て泳ぐことがこんなに難しいことだと体験できたのは大きい」と話す。

 埼玉県県警の情報によると、埼玉県内における水難は7・8月に集中して発生し、死亡事案も毎年発生しているとう。松村さんは「埼玉は、海がないということで他人事と感じてしまう人が多いかもしれない。でも埼玉にはすてきな川もあり、海に遊びに行く方も多い。水は楽しいけれど、危険とは隣り合わせだと感じてもらい、水遊び安全にしてもらいたい」と話す。

 埼玉県内の各市町村教育委員会を通して、各学校に通知を行っていく予定。動画は日本赤十字社埼玉県支部ホームページやユーチューブチャンネルで公開している。

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