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浦和に洋風デリとキッシュ「カンタービレ」 県産素材中心総菜のテークアウトなど

カンタービレと小浦シェフ

カンタービレと小浦シェフ

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 洋風デリ&キッシュの飲食店「Deli & Restaurant カンタービレ」(さいたま市浦和区領家7)が4月4日にオープンした。

ショーケースにはキッシュや総菜が並ぶ

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 洋食レストランで料理の経験を積んできたシェフの小浦貴史さんが「良いものを使ったちょっと贅沢な」総菜やメニューを手頃な価格で提供する同店。10.5坪の店内に、カウンター5席、テーブル6席と、総菜が並ぶショーケースがそろう。オープン以降、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、総菜などのテークアウトのみで営業している。

 小浦さんは2年前まで中央区鈴谷で、飲食店「カフェ カンタービレ」を営業していた。ビーフシチューを看板メニューに、パスタ、キッシュ、手作りケーキを提供。料理教室やオセロ大会、ミニライブなどのイベントも行い、客同士でコミュニティーもできていたという。小浦さんは「カフェ カンタービレもお客さん同士が話し始めて仲良くなる雰囲気のある場所だった。今回も自然とコミュニティーができるような場所にしていきたい」と話す。

 その後、フリーの「出張シェフ」として、個人宅、飲食店での間借り営業、イベント出店などで活動してきた。小浦さんは「シェフ小浦を知ってもらいコミュニティーを広げるために活動していたが、イベント出店で瓶詰加工品を売るノウハウなど、全ての経験が今につながっている」と振り返る。

 今回の店をオープンするに当たり、店の内装工事、電気工事、装飾、看板の絵など、全て知り合いが協力してくれたという。「びっくりするほどすてきな店に仕上がった。料理はもちろんお店も見に来てもらいたい」と話す。新型コロナウイルスの影響で、テークアウトのみの営業となっているが、「この機会もチャンスに変えて生き残っていきたい。食で世界平和を目指しているので、地域の皆さんにおいしいものを食べてコロナに負けず頑張ってもらいたい」とエールを送る。

 埼玉県産の素材を主に使う洋風総菜は「手作りスモークエッグのニース風サラダ」「うずまきビーツのコンフィ」「3色のにんじんラペ」「揚げなす、玉ねぎ、カラーピーマンのマリネ」(以上、100グラム=300円)など、生地から手作りのキッシュは天然エゾ鹿のミートパイ風キッシュ、3種のチーズのキッシュ、サーモンとアボカドとトマトのキッシュ、本ズワイガニとそら豆ときのこのキッシュ(以上、1カット=400円)がそろい、季節や仕入れた素材によりメニューは変わる。オリジナルの「有機トマトのトマトソース」(800円)、「りんご酢仕立ての玉ねぎドレッシング」(600円)、浦和のプリン店「Sun Smile」の「ごほうび福プリン」(398円)なども販売する。

 営業時間は11時30分~17時。月曜・火曜・日曜・祝日定休。

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