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南浦和にカレー専門店「ボリカレー」 南インド「ミールス」の楽しみ方伝える

看板メニューの「ミールス」

看板メニューの「ミールス」

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 カレー専門店「ボリカレー」(南区南浦和2)がオープンして3カ月がたった。

店主の横堀さん

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 店主の横堀昇千さんが1人で切り盛りする同店。人のつながりができる飲食業に興味を持ち、カレーが好きで自宅でも作っていたこともあり数年前にカレー店の開業を志した。2016(平成28)年に知人が北浦和に居酒屋「ちどり」をオープンしたことをきっかけに、毎週水曜を「カレーの日」として間借り営業を続け、2019年12月に自身の店を開いた。内装は全て自分で手掛け、木のぬくもりを感じられる落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 5~6種類のスパイスを自ら調合したオリジナルのカレーを提供する。スパイスの種類を絞ることで、輪郭のはっきりした味に仕上がるという。肉系のカレーにはカルダモン、魚介系のカレーにはマスタードシードを中心にといったようにスパイスや油を使い分け、スパイスの刺激で素材のうま味を引き出す。

 看板メニューは南インドで定食を意味する「ミールス」(1,500円)。大きな皿の上にバスマティライスと、豆の生地を焼き上げたパパド、選べるカレー、ベジカレー、豆と野菜のカレーのサンバル、スープのようなラッサム、ピクルスのようなカチュンバル、野菜の付け合わせがのる。パラパラとしていて香高いバスマティライスに、それぞれをまぜ合わせながら食べる。

 横堀さんが勧めるのは、味の薄いベジ系のカレーから楽しみ、そこに肉や魚介のノンベジ系のカレーやそのほかの付け合わせを重ねてまぜ合わせながら食べ進め、好みの味を見つける食べ方。「お皿という白いキャンバスに、いろいろな味の色を重ねていくように楽しんでもらいたい」と話す。

 単品の「チキンカレー」(1,000円)や「マトンカレー」(1,200円)も人気。「限定カレー」(1,000円~)は魚介系をメインに週替わりで、旬の食材を生かしたカレーを提供する。各種単品カレーはテークアウトも可能。

 横堀さんは「カレー作りはその日の感覚でスパイスをミックスし、自分でレシピを考えられることが楽しい」と笑顔で話す。オープンから3カ月で常連客もつき、手応えを感じているという。今後の展望について、「まだなじみが薄いミールスのおいしさを地域の方々にも広め、日常的に楽しんでもらえるようにしたい」と意気込む。

 新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、当面はテークアウトのみの営業となる。詳細は同店のSNSに掲載する。

 通常営業時間は11時45分~14時、18時~20時。日曜・月曜定休。

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