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「浦和うなぎまつり」盛況 さいたまの伝統産業PR、「うなぎ弁当」に行列も

その場でさばかれたウナギが次々と調理されてゆく

その場でさばかれたウナギが次々と調理されてゆく

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 さいたま市役所(さいたま市浦和区常盤6)で5月23日、地元・浦和のウナギをPRするイベント「第14回 さいたま市浦和うなぎまつり」が行われた。

「うなぎのつかみ取り」3年ぶりの復活に大喜びの子供たち

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 このイベントは2002年、政令指定都市「さいたま市」の誕生と日韓ワールドカップの埼玉スタジアムでの開催を記念して行われたのが始まり。主催はさいたま市浦和うなぎまつり実行委員会。

 もともと浦和地区は沼地や河川が多く、ウナギがたくさん捕れたため周辺でウナギをかば焼きにして振る舞う店が多く出店されたのが伝統産業となった始まりといわれている。

 当日は天候にも恵まれ、老若男女問わず数多くの人が会場を訪れた。中でも人気だったのが毎年販売されている「うなぎ弁当」。2000食用意された弁当はチケット販売開始から1時間半で完売のアナウンスが会場に流れた。

 引き換えチケットを買うのに9時30分から並び、実際にうなぎ弁当を手にしたのは1時間後の10時30分だったという人も。生きたウナギを訪れた人の目の前でさばき、すぐさま隣で焼かれたウナギにたっぷりとタレを漬け、温かいご飯の上に載せられ弁当となる一連の光景が人気の理由でもある。辺りに広がる、焼かれたウナギとタレの匂いがより一層食欲をそそる。

 会場では生きたウナギと触れ合える「うなぎのつかみ取り」イベントも行われた。環境省がウナギを絶滅危惧種に指定してから中止されていたが3年ぶりに復活。子どもを対象に行われ、ウナギが入った水槽に恐る恐る手を入れる姿や、怖がって触ることもままならない様子、われ先と手を入れぬるぬるしたウナギに果敢に挑む姿が見られるなどこちらも大反響だった。

 会場に用意された特設ステージでは地元の小学生とゆるキャラ「浦和うなこちゃん」によるダンスや、金管バンドによる演奏が披露された。さいたま市出身のダイヤモンド・ユカイさんも登場、トーク・ライブで会場を沸かせた。

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