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伊勢丹浦和店で「くつしたモンキー」のツリー展示 「3.11を忘れない」テーマに

伊勢丹浦和店でくつしたモンキーのツリーを展示

伊勢丹浦和店でくつしたモンキーのツリーを展示

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 伊勢丹浦和店(浦和区高砂1)1階エレベーター前に現在、靴下で作ったサル「くつしたモンキー」で飾り付けたクリスマスツリーが展示されている。

「3.11をわすれない」をテーマに

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 「3.11を忘れない」をテーマに行われている同展示。主催するのは北浦和で「笑顔を増やす」をミッションに活動している団体LO&PE365(ロープサンロクゴ)。くつしたモンキーを市民と一緒に作って東日本大震災の被災地へ贈る被災地応援「くつしたモンキープロジェクト」を行っている。

 同団体によると、くつしたモンキーは100年以上前、米国の炭鉱で孫娘のためのクリスマスプレゼントとして生まれたものという。同プロジェクトは2011年より始め、、南三陸町に延べ4000体を「モンキーは遠く離れていても忘れていない」という思いのメッセンジャーとして届けた。その一環として、毎年クリスマスシーズンに同店で被災地に贈る前のモンキーをツリーに飾り付けた展示が行われている。

 今年も350匹が集まり、220匹がツリーに展示されている。毎年、その年に流行したものを取り入れたものもあり、はかまや服を着ているなど、さまざまな工夫が施されているものもある。

 同団体代表の世古口まりかさんは「制作者は小学生から90代までと幅広く、モンキーは全てユニークな一点物。南三陸に直接届けるので、本当に喜んでくださる姿を目の当たりにする。展示をしていると売ってほしいという人もいるが、小学生が作ったものもプロフェッショナルなものも全て同じ価値なので値段をつけることができない」と話す。

 伊勢丹浦和店営業統括部マネジャーの渡邊美信さんは「思いを南三陸の人に伝える大事なイベント。そのようなイベントに協力できていることがありがたい。今後も継続的に開催していきたい」と話す。

 世古口さんは「ハッピーをお届けするイベント。作る人も見る人も、もらう人もうれしい。ここに来て、モンキーを見てかわいいと思ってもらうだけでいい。それが3.11を思い出すきっかけになれれば。最低でも2020年まで続ける」と意気込みを話す。

 見学可能時間は伊勢丹の営業時間に準ずる。12月24日まで。

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