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北浦和で「おかわり芸術祭」 北浦和公園で創作ダンス集団披露も

北浦和公園を舞台に「草上の昼餐(ちゅうさん)」で、キノコをイメージした踊りをする女性

北浦和公園を舞台に「草上の昼餐(ちゅうさん)」で、キノコをイメージした踊りをする女性

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 さいたま市の北浦和で9月24日~11月27日、「北浦和おかわり芸術祭」が開かれている。

玉ねぎの皮がむけた様子を踊る「オニオン」

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 トリエンナーレ市民プロジェクトの一環、主催は、SMF(埼玉ミューズフォーラム)、あなたとどこでもアート実行委員会、埼玉県立近代美術館。北浦和公園、県立近代美術館、西口銀座商店街を会場拠点に、見て楽しめるパフォーマンスや参加できるワークショップなどを展開している。

 期間中、北浦和公園には、「花咲かアートさんプロジェクト」と題して、園内の木々に風車を飾りつけている。風にくるくる回るカラフルな風車は、1000個以上。訪れた人たちは「いつもの公園が違って見える。きれいだね」と木を見上げていた。

 公園内には現在、日本庭園協会埼玉支部と埼玉建築士会さいたま北支部がインスタレーション作品「雲上の茶席」を展示している。竹材をしならせて半円の形にし、一周になるように並べ、中央には大きな板を置き、靴を脱いで上がれるようになっている。公園内で遊んでいた親子連れは「こんなの初めて見た。雲の中にいるようで面白い」と作品を眺めていた。

 10月29日は、同園で創作ダンス「草上の昼餐(ちゅうさん)」が行われた。「食」をテーマにした衣装は、芸術を学ぶ大学生やセミプロの人が制作。10組が披露したパフォーマンスは、北浦和公園の芝生から、噴水前、美術館前へと移動しながら行われた。

 「おどるフルーツポンチ」の題で踊った女性は、緑、赤、黄色が果物を思わせるような衣装で、勢いよく飛び跳ねたり回ったりして、華やかなパフォーマンスを見せていた。このほか、玉ねぎの皮が一枚ずつむけていく様子を表現し「オニオン」も来場者の目を引いていた。

 桶川市から来たという70代の夫婦は「ダンスを見に来た。衣装も踊りもすてきで楽しかった。外国にいるみたい」と笑顔を見せていた。

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