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さいたま・南区にパン店「ティーズブレッド」 地域に根差したパン店目指す

パンが次々と焼き上がる

パンが次々と焼き上がる

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 パン店「T's BREAD(ティーズブレッド)」(さいたま市南区辻6)が浦和南高校向かいにオープンして、6月3日で3カ月がたつ。

フランスでバゲットの配達用に使われていたという自転車が目印

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 都内のホテルなどで40年パン作りをしてきた高須歩さんが独立・開業した同店。高須さんは高校卒業後、都内や横浜のホテルベーカリー勤務を経て、製パンの技術指導職に転身。日本だけでなく、台湾や韓国など海外の製パン企業、飲食メーカーでパンの製造指導に携わったという。高須さんは「日本や世界各地のパンを見ながら、そこで働く人々と接してきた。その経験が現在のパン作りの土台になっている」と話す。

 子育てが一段落し、第二の人生を考えていたところ、居抜きで借りられる店舗物件を紹介され独立を決意。結婚以来長く過ごしたさいたま市内だったことも開業の決め手になったという。高須さんは「子どもたちが生まれ育ったさいたま市に恩返ししたい」と話す。

 店内には、低温長時間発酵で作る「バゲット」(280円)や、「食感と味わいが異なる」という山型と角型の食パン(1斤280円)のほか、フランス産の発酵バターを使ったクロワッサン(230円)や菓子パン、季節で変わる焼き込み調理パンなど約40種類を並べる。

 高須さんは「地域の幅広い年代の人々に愛されるパン店」を目指しているという。「もともとフランスのようなパン文化の国では、村に数軒のパン店が村のために毎朝パンを焼いていた。そんな地域に根差した存在になりたい」と意気込む。「開店から3カ月が過ぎ、お客さまからさまざまな反響があり励みになる。これからも地域の方に多くのパンを楽しんでもらえるよう、試行錯誤を重ねていきたい」とも。

 営業時間は10時~18時。月曜、第1・第3火曜定休。

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