4歳~12歳の子ども向け「つなぐそろばん教室」が1月下旬から、中央区と桜区の2カ所(さいたま市中央区鈴谷7、桜区下大久保)で開講する。
小学校教員免許を取得し、アルバイト時代も含め約7年、子どもたちにそろばんを教えている千田(ちだ)はるかさんが講師を務める同教室。
千田さんは、中央区の教室にもなる「路地裏ガレージマーケット」で月2回、大人向けの「つなぐそろばんサークル」を開いている。子ども向け教室を開くきっかけについて、「もっと子どもたちと関われる場所を作りたいと思っていた。自分ができるそろばんという手段を使って、子どもたちがそれぞれ持つ『良さ』を引き出したい」と話す。桜区の教室は埼玉大学近くの無料学習塾「ひこざ」。
授業では、そろばんを実際に触って行う「計算学習」と、頭の中でそろばんの珠の動きをイメージして行う「暗算学習」を主に行う。「計算は算数や数学の基礎となるもの。論理的思考はできるのにそこでつまずいてしまうと、苦手意識がさまざまな場面で付いてしまうかもしれない。計算はそんなに難しいものではないと伝えていければ」と話す。
料金は、週1回(月4回)=6,000円、週2回(月8回)=8,000円。「路地裏ガレージマーケット」では火曜、「ひこざ」では月曜・水曜に開く。時間帯は15時、16時、17時から1コマ50分。そろばんやそろばんケースなど含めた入会費用8,000円が別途必要。
オリジナルのそろばんケースを手がけるのは「路地裏ガレージマーケット」にも出店しているハンドメード作家の「te*sora(テソラ)」さん。「そろばんケースというと落ち着いた色味のものが多いイメージがあるが、明るく楽しい気持ちになってもらえればと、カラフルなデザインで依頼した」と千田さん。
千田さんは「なぜ苦手なのか、何が苦手にさせたのかを関わることでひも解きながら、実際はそうではないと自分で気づいてもらいたい。保護者の方と一緒にサポートしていければ」と意気込む。「計算が苦手な子も得意な子どもも、どちらでもない子どももぜひ参加してほしい」とも。
「路地裏ガレージマーケット」教室は23日、「ひこざ」教室は22日に始まる。無料体験教室も随時開いている。