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伊勢丹浦和店の40周年に唄う書家が手掛ける懸垂幕 写真展やテーマソングも

 懸垂幕と立つ岩船ひろきさんと伊勢丹浦和店の甲斐正邦さん

 懸垂幕と立つ岩船ひろきさんと伊勢丹浦和店の甲斐正邦さん

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 「唄(うた)う書家」として活動する浦和出身・在住のシンガー・ソングライター岩船ひろきさんが手掛けた伊勢丹浦和店(浦和区高砂1)の40周年を祝う懸垂幕が現在掲げられている。

岩船さんが亡き恩師から引き継いだ筆で書いたという写真展の題字

 岩船さんは歌手としての活動に加え、得意の書道を活かして映像やパンフレットの題字を手掛けたり、ライブ書道をしたりと唄う書家として活躍している。

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 書道を習い始めたのは小学4年生の頃。当時通っていた書道教室に毎日のように足を運び、「小学校の卒業文集に書道家になると書くほど熱中していた」と話す。その後音楽の道を志し、大学を卒業した2011(平成23)年からシンガー・ソングライターとして活動している中、ツアーなどで書道家に出会い再び刺激を受けたという。「もう一度書に向き合いたい」と思い2018(平成30)年から「唄う書家」を名乗り始めたという。岩船さんは「言葉をメロディーに乗せてメッセージにする音楽と同じように、書では文字のカスレ具合や線質、墨の色で文字の持っている力を引き出してメッセージを届けられる」とその楽しさを話す。

伊勢丹浦和店が緊急事態宣言による長期休業を明けた昨年6月、浦和レッズや浦和パルコらと共に開催した浦和の街に活気を取り戻すための取り組み「URAWAER PROJECT(ウラワープロジェクト)」に岩船さんも協力したことにより、両者のつながりができた。伊勢丹浦和店の甲斐正邦さんは、岩船さんの浦和への愛やアーティストとしての表現力に感銘を受け、「この人と一緒にわくわくできることをしたい」と、40周年でのコラボ企画を提案した。

 懸垂幕のアイディアは岩船さんの発案。文字を書くに当たっては、浦和駅前に古くから構える百貨店伊勢丹の「気品」、同店が地域を盛り上げたいと考える気持ちの「温かさ」、ここまでの40年とここから先の40年に向かう「力強さ」の3つの思いを込めたと話す。懸垂幕が掲げられた直後から、SNS等での反響が大きいという。

 自身の個展開催などの経験を生かし、4月21日から開催される「伊勢丹浦和店40周年記念写真展」のプロデュースも岩船さんが請け負う。写真展では、40年前の同店と現在の同じ場所の写真を対比して展示する。「写真という材料でこの40年間の浦和の歴史を感じてもらいたい。同店の今と昔を比べて、浦和への愛を深めてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
岩船さんは、現在同店をイメージしたテーマソングを作詞作曲中で、今後も伊勢丹浦和店との取り組みが続く。

甲斐さんは「浦和地域の方々に支えていただき、育てていただいた」と40年の歴史を振り返る。自身は浦和店に勤務して10年だが、「浦和を愛している人たちが伊勢丹を支えてくださっている」と感じるという。「街が元気だから伊勢丹が存在する。今回岩船さんとコラボしたことをきっかけに、この40周年は次の50年、100年へ向けて地域の方々に一層喜んでいただき、協業できる仕組みを作る一年にしたい」と今後の展望を話す。

岩船さんは「今回の伊勢丹浦和店との奇跡的な縁も含み、生まれ育った浦和にはたくさんのかけがえのない出会いをもらった。これからはそれ以上の恩返しができるよう、より多くの人に笑顔になってもらえるよう、書で、歌で、浦和に元気を届けていきたい」と力強く話す。

懸垂幕は一年を通じて展示予定。写真展の開催は4月21日~5月4日、公開時間は10時30分~20時。場所は1階特設会場。緊急事態宣言に伴い、開催時間は変更の可能性がある。最新情報は同店ホームぺージで掲載される。

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