がん征圧・患者支援を目的に行われるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015さいたま」が9月12日・13日の2日間、さいたま市緑区の農業トレーニングセンター緑の広場(さいたま市緑区大崎)で開催される。運営はリレー・フォー・ライフ・ジャパンさいたま実行委員会(TEL 080-2197-8192)。
思いをメッセージに込めたルミナリエバックにキャンドルで火を灯す
リレー・フォー・ライフ(RFL)は、大勢の参加者が夜通し歩きながらがん対策のために寄付を募り社会に役立てることを目指すチャリティーイベント。1985年に米国で始まり、現在では20カ国以上で毎年400万人以上が参加している。日本では2006年から始まり、2009年はさいたま市を含む14カ所で開催。開催地は年々増え、今では40カ所以上に拡大している。参加者および協賛者の寄付金はがん患者支援のために役立てる。
さいたまでの開催は今年で7回目。会場では講演会や「まちなかメディカルカフェ」のほか、スタンプラリーやクイズ、ゲームも行われる。弁当やホットドッグなどの飲食物も販売され、家族で楽しみながらがんについて知ることができるチャリティーイベントとなっている。
12日の夜は会場でルミナリエセレモニーが行われる。がんで闘病中の人、あるいはがんで亡くなられた方を称え(たたえ)、偲ぶ(しのぶ)ため、それぞれの思いをメッセージに込めたルミナリエバックにキャンドルで火をともす。その灯は一晩中会場で輝き続ける。
実行委員会事務局長の加藤一二三さんは「『早期がんといわれても私にとっては重い』と、術後3年経過して母が言った言葉に涙があふれた。この言葉をきっかけに『生きていることへの感謝・感動』をつないでいきたいと思い、活動している。皆さんとの出会いを楽しみにしている」と活動への思いと意気込みを語る。
開催時間は12時~翌12時までの24時間。参加無料。申し込み不要。寄付・チームでの参加の申し込みはリレー・フォー・ライフ・ジャパンさいたま実行委員会ウェブサイトで受け付ける。