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さいたまの間借り営業「ゲリラパスタ」が独立 中華麺の製麺技術生かす

「プッタネスカ」とオープン記念のステッカー

「プッタネスカ」とオープン記念のステッカー

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 「パスタBuono’s(ボーノス)@赤い小屋」(さいたま市桜区下大字大久保)が埼玉大学前にオープンし1カ月がたった。

シェフの寺田健人さん(関連画像)

 現在の店舗から徒歩数分の「らーめん 梵's」の定休日となる日曜を9月22日まで間借りし、「ゲリラパスタ」の名で営業していた同店。新店舗はさまざまな事情で塾に通っていない小中学生に無料で勉強を教える学習塾「無料塾ひこざ」が運営するスペースで、建物の一部を「Buono’s」に提供する。ラーメン店では月に一度、塾を訪れる子どもたちにラーメンやパスタを振る舞っており、同施設の大家からパスタ店を「うちでやらないか」と提案され、移転先が決定したという。

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 両親が飲食店を経営するのを見ながら育った寺田さんは、「いつか自分の店を持ちたい」と思い、大学卒業後に「らーめん梵's」で働き始めたという。同店が「ゲリラパスタ」も始め、初代ゲリラパスタの店主が交代する際、寺田さんが引き継ぎ、同店で働きながら、ゲリラパスタの営業も始めた。移転後も「らーめん 梵's」店主の吉田昌平さんから店の取り組み方や姿勢についてアドバイスを受けながら営業しているという。

 同店には以前からイタリア料理店「Osteria Giulietta(オステリア ジュリエッタ)」(東京都調布市)の店主がアドバイザーに就き、主にトマトソースの作り方を教わったという。現在提供するパスタソースはアラビアータやプッタネスカなどトマトソース系のものとカルボナーラの主に2種類。寺田さんは「これからオイル系やクリーム系のパスタソースもチャレンジしていきたい」と話す。

 使うパスタは幅の広いフィットチーネ。パスタはラーメン店の製麺の知識や技術を生かしながら手作りしている。寺田さんは「季節によって作り方が変わるところが難しい」と話す。客からは「もちもちとした食感でおいしい。食べ応えもある」という声が聞かれた。カボチャやホウレンソウを練り込んだパスタやディナー限定で提供する幅33ミリの「極太パッパルデッレ」もある。

 追加トッピングも「炙(あぶ)りローストポーク」や「とろとろ温たま」など全4種類(各種100円)をそろえ、デザートには「自家製ヨーグルト」(200円)も提供する。

 寺田さんは「大学の同期が自分のようにお店を持ったという話は聞いていないので、貴重な経験をさせていただいていると思う。自分にできないことを仲間が手伝ってくれてありがたい」と感謝する。「お客さんとのコミュニケーションが楽しい。学生や地域の人に来ていただければ」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~21時。日曜・月曜・火曜営業(火曜はランチのみ)。

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