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台風19号影響でカマキリ公園が水没 12年ぶり調節池機能で地域助け

公園シンボルのカマキリ型大型遊具が頭部だけ残して水没

公園シンボルのカマキリ型大型遊具が頭部だけ残して水没

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 荒川彩湖公園(さいたま市桜区大字田島)が台風19号による荒川の洪水調節により10月13日現在、完全に水没している。

取り残され水没した作業車も

 巨大なカマキリ型の遊具があることから通称「カマキリ公園」と呼ばれている同公園。複数の巨大遊具と広いスペースがあることから、親子連れや中高生にも人気の公園となっている。荒川を見ながら芝生でピクニックを楽しむ家族連れも多い。

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 同公園は、調節容量約3,900万平方メートルをもつ荒川第一調節池の一部で、荒川増水時に洪水調節を行い、荒川下流域の水害軽減を図る施設となっている。建設中の1999(平成11)年8月に洪水が流入したほか、完成後の2007(平成19)年9月にも洪水調節を行った。

 今回は、10月12日23時35分に越流提から洪水の流入が始まり、その後、さくらそう水門付近にある流入提からカマキリ公園へ流入したという。13日16時の時点では、同公園で一番高い巨大遊具のカマキリの頭部、および管理棟の一部が見えるのみで、ほかはすべて水没している。

 うわさを聞いた地域の人が多数見に来ており、顔しか見えないカマキリ遊具に驚きの声をあげていた。南区から来ていた親子は「いつも小学1年の娘を連れて遊びにきている。カマキリ遊具の後ろにバッタの滑り台があってよく遊んでいるが、今は完全に水没していて見えない」と驚く。「娘にこういう時に調節池が使われると見せようと思いと来てみた。ここのお陰で下流への負担が多少でも減ったと思うのでカマキリ公園に助けられた」とも。

 国土交通省関東整備局広域計画課の担当は「荒川の水位次第でもあり、公園として再開する時期は未定」と話す。

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