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中浦和の銭湯でカフェイベント 地域交流の場に

銭湯の店主・坂下三浩さん(左)とカフェを担当する佐藤真実さん(右)

銭湯の店主・坂下三浩さん(左)とカフェを担当する佐藤真実さん(右)

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 中浦和の銭湯「鹿島湯(さいたま市南区別所3、TEL048-861-7007)」で12月16日、「鹿鹿(しかしか)お風呂カフェ」が開催される。

銭湯の店主・坂下三浩さん(左)とカフェを担当する佐藤真実さん(右)

 1956(昭和31)年創業という同銭湯。三代目店主の坂下三浩さんによると、5年前に父から受け継いだという銭湯の建物は、宮大工の祖父が手掛けたという。井戸水をまきでたく時に使う煙突があり、倉庫には木造家屋の廃材のうち燃料に適した木材が山積みされている。坂下さんは5時間かけておのとノコギリで切り分け、銭湯営業中の15分ごとに窯にまきをくべているという。 

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 同イベントは、東日本大震災直後から坂下さんが福島県で行っているボランティア活動がきっかけという。「住民同士が支え合って懸命に生きる姿を見て、地域のつながりが大切だと感じた」と坂下さん。

 今年9月に銭湯の内装を改修した際、風呂上りの休憩場所を設置した。坂下さんは「地域の絆が希薄になっているといわれる世の中、銭湯でコミュニティーの役に立つことをやってみたい」と話す。

 坂下さんの話を聞いて同イベントを企画した佐藤真実さんは、近くの町内でマーケットやカフェなどを開いて地域活動をしている。佐藤さんは「銭湯でイベントができるのは面白いと思った。当日は、初めて来る人もリラックスできるように明るい雰囲気を作りたい。コーヒーは、武蔵浦和のコーヒー豆専門店・ブレリアビーンズが、コミュニティー・カフェイベントに合うようにと独自にブレンドしてくれた豆を使う。誰もが好む味。家族や友達を誘って、多くの人に来てほしい」と話す。

 「浴室の壁面にも注目してほしい」と坂下さん。改装時に、日本に3人しかいないという銭湯絵師の一人、田中みずきさんが富士山と埼玉県の武甲山を描いた。「今の時代、『町の銭湯』に入ったことのない人が多いと聞く。営業時間前なので、ゆっくり過ごしてほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~14時(入浴は12時~)。参加費は1,000円(入浴料、ワンドリンク・お菓子代含む)。小学生以下無料。