さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンター(浦和区東高砂11)で11月6日、共助社会づくりの担い手フォーラム「共助は共感のこころから~ファンを増やして、場・仲間・お金を集めよう!~」が開催され、120人を超える参加者が集まった。主催は埼玉県共助社会づくり課。
同イベントは基調講演と3つの分科会で構成される。基調講演はファンドレイジング・ラボ代表の徳永洋子さんが「共感の輪を広げる~社会を変えるファンづくり~」をテーマに行った。「場づくり」「つながりづくり」「資金づくり」の3つに分科会では、それぞれ3人のゲストが発表を行った。
分科会3で発表を行った「サーチフィールド」(東京都品川区)FAAVO事業部マネジャーの八木輝義さんは「ふるさと納税制度を活用した仕組みについての話をしたが、現状のふるさと納税は地域への思いではなく、ものが欲しいからという人が多くなっており、そのあり方が問われている。そういう話をすると会場ではうなずいている人も多く、そのねじれた状態は理解しているということが分かった。今日の話が何かを踏み出すきっかけになれば」と話す。
参加した市内の女性は「今回、いろいろな話を聞き、自分たちの団体の課題がどこにあるのかがよく分かった」と感想を話した。
埼玉県共助社会づくり課の藤井美登利さんは「参加者の皆さんの熱気や活動への思いが伝わってきた。各地でいろいろな活動ののろしが上がってきていることを感じることができた」と振り返る。