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浦和の洋菓子店「ダンテ」が小学生とコラボ 「あまりん」使ったプリン発売

ダンテと小学生がコラボして作った「あまりんのプリン」

ダンテと小学生がコラボして作った「あまりんのプリン」

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 洋菓子店「Dante (ダンテ)」(さいたま市南区根岸3)が3月27日から、地元の小学生と共同開発した「あまりんのプリン」(648円)を期間限定で販売している。

ポスターとプライスカードも児童たちが手作りした

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 店主の國武建明さんが、かつて自身が運営していたイタリアンレストランで客から好評だったデザートのチーズケーキを専門に提供するため、1993(平成5)年にオープンした同店。「食材本来の風味や栄養成分を大切にしたい」との思いから「自然の味」にこだわり、パスチャライズド・ノンホモジナイズド牛乳や、そこから作る自家製チーズなどを使う洋菓子を提供している。

 今回さいたま市立高砂小学校5年3組が、学校の学習を実社会での問題発見や解決に生かす「さいたまSTEAMS教育」の一環として同店に講師を依頼したのをきっかけにコラボが実現。メニュー開発から価格設定、販売用のプライスカードやポスター作りまで全て児童たちが手がけ、1年かけて発売にこぎ着けたという。

 プリンに使うイチゴは、社会福祉法人「邑元会しびらき」が運営するイチゴ狩り農園「しびらきファーム いちご屋」の「あまりん」を採用。同店を経営するダンテプロゲット専務の國武雅子さんは「ちょうど1年ほど前、イチゴ狩りでの摘み残しや規格外のイチゴを破棄する話をしびらきファームから聞き、「それならうちで使いたい」と購入を決めた。その話を授業で児童たちに話したところ、『ぜひ、そのイチゴを使ったスイーツを作りたい』と採用が決まった」と話す。

 発売当日は開店時から大勢の親子が店の前に行列してプリンを買い求めた。「子どもが携わったプリンを家族みんなで食べようと思う」と5~6個買い求める保護者もいたという。國武さんは「子どもが1人で、または友達と2人で来て1個買っていく。そんな姿を見るのがうれしい」と話す。

 同店本店(南区)と工房店(浦和区)で1日30個限定販売する。売り切れ次第終了。4月末まで。営業時間は、本店=9時30分~19時、工房店=9時~18時。

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