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さいたまで市民参加型劇「不思議の国のアリス」 劇団10周年公演

「劇団Liebe」のメンバー

「劇団Liebe」のメンバー

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 「劇団Liebe(リーベ)」の公演「不思議の国のアリス」が2月22日・23日、プラザイースト(さいたま市緑区中尾)で行われる。主催はさいたま市文化振興事業団。

稽古の様子

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 同劇団は2012(平成12)年、プラザイーストで文化の向上と地域発展を目的として開催された市民参加型のワークショップから始まった。2015(平成15)年に地域劇団としての活動を開始し、今年で10周年を迎える。劇団名の「Liebe」はドイツ語で「愛」を意味する。

 今回の作品は劇団メンバー13人に一般参加者12人を加えた25人のメンバーで上演する。一般のメンバーは10月に募集し、11月にオーディションを実施。9歳から50代まで幅広い世代が参加し、土曜・日曜・祝日を中心に稽古に励んでいる。

 同劇団に最初から参加している小澤千佳子さんは「最初は右も左も分からなかったが、10年間やってきて少しずつ、どう動けばいいのかが分かってきた。劇団はみんな元気いっぱい。見てくれる皆さんの心に残るような作品になれば」と話す。

 同劇団ではオリジナルの脚本にこだわる。今回の「不思議の国のアリス」はルイスキャロルの同名作品をベースにした横山一真さんによるオリジナル脚本。大筋の内容は同じだが、原作が娯楽作品なのに対し、同作品はアリスの成長物語となっている。

 2012(平成12)年の市民参加型ワークショップの頃から同劇団に関わり、現在は演出・作曲を担当する和田啓さんは「この作品はリーベならではの、老若男女が楽しめる音楽劇になっている。今はインターネットが娯楽の中心になっているが、生身の人間が演じている作品を、劇場に来て楽しんでほしい」と観劇を呼びかける。

 13時30分開場、14時開演。チケットは全席自由で1,500円(18歳以下は1,000円、小学生は500円)。

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