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浦和コルソで作業所の焼き菓子販売「クッキーバザール」 今年はオンライン開催も

昨年2月に開催された、クッキーバザールの様子。各作業所が、ボランティアの力を得て開発した、多彩なクッキーが並ぶ。

昨年2月に開催された、クッキーバザールの様子。各作業所が、ボランティアの力を得て開発した、多彩なクッキーが並ぶ。

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 焼き菓子などを製造販売する県内の福祉作業所が参加して行われる「クッキーバザール」が、浦和コルソ(さいたま市浦和区高砂1)とオンラインで開催される。主催は作業所の商品企画などを手掛ける「クッキープロジェクト」。

2020年のクッキーバザールの様子

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 県内には、障がいのある人たちが、作業やレクリエーションを通して生きがいなどを見いだせる場として400カ所以上の作業所が存在する。作業所ではさまざまな製品が製造されているが、クッキーなどの焼き菓子は人気の商品の一つとなっている。

 同プロジェクトでは、障がい者と、プロのシェフやデザイナー、学生、主婦、NPO、会社員などが共同で福祉作業所の商品開発に取り組み、その成果を販売する機会として、2008年にクッキーバザールを始めた。毎年2~4月ごろに行い、市内外から買い求める客の足が絶えない人気のイベントに成長している。

 昨年は、2月の浦和コルソ会場での販売は行われたが、感染拡大に伴い、4月の川越会場での販売は中止となった。同プロジェクト代表理事の若尾明子さんは「コロナ禍で、各作業所とも販売機会を失い、苦戦しているところが多い」と話す。

 今年の開催について「障がい者自身と来場者の安全を考え慎重に検討した結果、会場販売と、オンラインで販売会を実施することになった」と若尾さん。

 会場での販売は、例年は作業所が自ら障がい者と一緒に販売を行うことで、障がいへの理解を広げる機会としているが、今年はスタッフのみで、十分な感染防止対策を取って販売を行う。「作業所が販売に参加できないのは残念だが、代わりに、普段は参加できない遠くの作業の参加も増え、過去最大の25団体の参加となった。今年も、おいしくかわいいクッキーがそろった。魅力ある、個性的な商品を楽しんでいただければ」とも。

 会場販売は、3月12日~14日、10時~19時(最終日は17時まで)。オンライン販売は、3月中旬ごろからホームページで注文受付を開始し、ゴールデンウイークごろの発送の予定。

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