浦和スペース(さいたま市浦和区高砂1、TEL 048-831-0100)で6月14日、「COMの学校」が始まった。「人と人のつながりを大切にし、自分らしい仕事やライフプランを考える」ことを目的に開く同セミナー。この日は第1回が行われた。
女性が活躍できる社会を目指し、ITスキルのアップを含めた人材育成と人材交流を通じて地域活性化を図る取り組みを行っている「コミュニティネット」代表の今井房子さんがコーディネーターを務める。
第1回のテーマは「”『自分らしいキャリア&ライフプランを見つける”』ためにはどうしたら良いか」。パネルディスカッション形式で進行し、パネリスト4人と参加者たちによる活発な意見交換が行われた。
元「クラリオン」人事部長の藤原茂さんは、「セカンドキャリアとライフプラン」と題し、自分の人生をスケール化することとプラン作りの重要性を説いた。
日本メンタリング・マネジメント協会代表で、さいたま市「ニュービジネス大賞」ディレクターを務める鈴木秀一さんは、「しあわせ体質になる習慣」として、脳科学から導いた「しあわせ脳になるコツ」を、笑いを交えながら話した。
社団法人キャリアさいたま代表理事でキャリアコンサルタントの荻原ちとせさんは「使命を感じて生きる~Sense of mission~」として、イラストを交えながら幸福を呼び込むための価値観の醸成を話した。
「生きるとはたらくをつなぐ☆暮らしデザイン工房『築山の家』」主宰の森田真由子さんは、女性の活躍が求められている現状と働き方について実体験を基に振り返り、現在進めている新しいワークスタイルについて提案した。
参加者は「自分の目標が明確になった。今まで諦めていたやりたかったことができるかもしれない。参加してよかった。」と話す。
今井さんは「ずっと感じていたことは、結婚、出産、子育てなどさまざまなイベントを経ていく中で、女性はなぜ仕事を諦めなければならないのだろう…ということ。こうした学びを通して少しでもブランクによる遅れを取り戻し、女性らしく羽ばたいていってくれたら」と話す。
セミナー後の「ランチ&交流会」では、「おいしい生活プロジェクト」の神原由美子さんと大宮のベーカリーカフェ、「Pain de mamam」の山田久美さんがコラボランチを提供し、パネリストと参加者たちが情報交換などを行った。
次回イベントは7月12日。全5回を予定している。受講料は各回2,500円(ランチ代別途)。