さいたま市文化センター(さいたま市南区根岸1)で9月27日、「仕事探しと園活が同時にできるセミナー」が開催された。
セミナーでは、「ままのえん」社長の小林あゆみさんが「働きたい方の保育所や園の探し方」を話し、続いてアストン社員の冨高舞子さんが「ライフスタイルを守る働き方の実例」を紹介。最後は子どもを預けて働く母親が登壇して体験談を話した。
「ままのえん」は、さいたま新都心を拠点として子育て関連の講座やワークショップなどを企画する合同会社。内閣府の28年度の女性活躍推進モデル事業として始めた「園活ナビゲーター」は、託児相談を通じ、さいたま市内にある認可・認可外の保育所、幼稚園、学童保育所などを紹介する。それぞれの特色も伝え、働き方に適した預け先の選択肢を提供する。
「アストン」は、職業訓練や受託業でさいたま市の雇用を創出するアウトソーシング会社。フルタイムだけでなく短時間勤務なども希望する女性の就労を支援している。
当日は、乳幼児や小学生の子どもを持つ母親10人が参加した。小林さんは最初に「市の子育てウェブや応援ブックが一番参考になる。情報が常に変わるので新しいものを見てほしい」と呼び掛けた。
保育所に子どもを預ける冨高さんは「仕事は、職種、時間、職場までの距離、給与かなど優先順位を3つ書きだして、改めて自分と家族を見つめてみるのが大切」と話した。
南区から参加した30代女性の一人は「今はパートタイムで働いていて、フルタイムにしようかと考えていた。子どもは幼稚園に行っているが、保育所に変わるのは難しいと感じる。無理だと最初から諦めず柔軟な考え方を持つのが大切だと分かった」と話していた。