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浦和で「四代目 小松屋」プロジェクト-古き良き時代の商店街復活へ

総菜店再生プロジェクトを通じ地域課題を解決するという

総菜店再生プロジェクトを通じ地域課題を解決するという

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 浦和駅西口駅前ロータリーに通じる「あさひ通り」(さいたま市浦和区高砂1)で現在、総菜店「小松屋」の再生プロジェクトが展開されている。

「四代目 小松屋」プロジェクト

 「シャッター商店再生プロジェクト」の一環。運営企画は、埼玉でフリーペーパー等などを発行するNPO法人「ニアデザイン」(さいたま市南区)、JOY PROJECT(さいたま市浦和区)とNPO法人「埼玉情報センター」(さいたま市浦和区)。

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 駅に近い同エリアはもともと、大手スーパーマーケット等などが営業し地元の買い物客でにぎわう昔ながらの商店街だったが、現在はさいたま市の「浦和駅西口南再開発地区」に指定されている。

 旧浦和市時代に駅前開発構想が浮上したが、その後進展なく数十年が経過。この間にスーパーマーケットの閉店や建物の老朽化・地権者の世代交代などもあり、閉店する商店が徐々に目立ち始めている。

 総菜店「小松屋」は大正8年創業。地元で53年間営業を続けてきたが4年前、三代目店主が病に倒れたことをきっかけに惜しまれつつ閉店した。シャッター商店となった今でも復活を望む声は多い。

 今回のプロジェクトは、市民活動を通じて地域問題に取り組んできたニアデザインの佐藤さんが地元民からの要望を聞きつけたことから始まった。

 佐藤さんは「埼玉などの大都市近郊では都内へのアクセスも容易で、地元にお金が落ちない仕組みになっていることから後継者が不足し、地域の空洞化につながっている。女性の就労の必要性が高まっているにもかかわらず、保育所の不足から浦和区だけでも55人の待機児童がいる。自治体などが運営する公民館やコミュニティーセンターなども数多く存在するものの、情報発信、交流の拠点としては十分に機能していない」と話す。

 「四代目 小松屋」と名付けた今回の再生事業では、リフォームで同店を復活させると同時に共有スペースの設置を計画する。地元の女性就労の場創出や、子どもの見守り、情報発信なども視野に入れ、活気ある商店街復活へ向けた拠点の構築を目指している。

 同プロジェクトでは現在、クラウドファンディングサイト「FAAVO埼玉」を通じて資金支援を呼び掛けている。リターン品には総菜屋で飾られるトレードマークの巨大しゃもじに名前が入るのに加え、「小松屋オリジナルお箸」が贈呈されるほか、金額に応じた特典などを用意する。募集期間は3月17日23時59分まで。

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